クリスマスの大黒PAが「クルマ好きにとっては夢のような空間」 希少車がずらり 目撃者に聞いた

神奈川の大黒パーキングエリア(PA)は車好きの聖地として知られる。中でもクリスマスの25日には名車が勢ぞろい。SNSでは「世界が違いすぎる」と、大きな話題になっていた。いったい、どんな光景が広がっていたのだろうか。同日、大黒PAに立ち寄った男性に話を聞いた。

大黒パーキングエリア(写真はイメージ)【写真:写真AC】
大黒パーキングエリア(写真はイメージ)【写真:写真AC】

車好きのメッカがとんでもないことに…

 神奈川の大黒パーキングエリア(PA)は車好きの聖地として知られる。中でもクリスマスの25日には名車が勢ぞろい。SNSでは「世界が違いすぎる」と、大きな話題になっていた。いったい、どんな光景が広がっていたのだろうか。同日、大黒PAに立ち寄った男性に話を聞いた。

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 男性が大黒PAを訪れたのは、25日の午前10時ごろ。午後には離れたが、「常時おおよそ100~150台前後、愛好家の車両が集まっていたと思います。さらに時間帯によって入れ替わりがありますので、延べ台数ではかなりの数になるはずです」と、車列が途絶えることはなかったという。

 横浜ベイブリッジに至近し、大黒ジャンクションに併設されている大黒PAは、かねてドライブのコースとして人気がある。それでも、クリスマスは特別な1日だったようだ。

 しかも、停車している車は車好きなら誰もが貴重な車と分かるものばかり。

「どこを見渡しても、普段はお目にかかれないような希少車ばかりで、クルマ好きにとっては夢のような空間でした。車種も古今東西を問わない個性豊かな面々がそろい、あらためて日本の自動車文化の懐の深さ、裾野の広さに驚きました」

 男性は1995年式のデイムラー・ダブルシックスと、2004年式のサーブ9-5の2台を愛車として所有している。大黒PAをクリスマスに訪れたのは初めてといい、外国車、国産車のビンテージカーが入り混じる壮観な光景に目を奪われ、圧倒されたという。

 数ある名車の中で、最も印象的な1台は、めったに出会うことのないベントレーのレア車だった。

「当時の世界最高級クーペであるベントレー・コンチネンタルRをベースに、コーチビルダーのマリナーパークウォード社の手によってハイパフォーマンスなエンジンとショートホイールベース化、そしてワイドなオーバーフェンダーが付加された、至極の1台です。まるでアメリカンV8のような豪快なサウンドをとどろかせ、鷹揚とした動きで走り去る姿に心を奪われました」と、興奮さめやらぬ様子。

 忘れられないクリスマスとなったようだ。

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