コロナ禍で始めた“車の趣味” 夫婦で熱中、立派な副業に…アメ車が大変身

趣味で始めたカーラッピングに妻の方がのめり込み、夫婦でラッピング業を営む家族がいる。都内でカーラッピング専門店「デザインワークス」を営む森弘毅さん夫妻は、ラッピング歴2年ながら日本カーラッピング協会主催の「カーラッピングフォトコンテスト」受賞歴を持つすご腕の持ち主だ。18日に木更津イオンモールで開催されたカーイベント「オリパラカーニバル」に愛車を出展した森さんに、カーラッピングのこだわりを聞いた。

「2022カーラッピングフォトコンテスト」で入賞したシボレー「コルベットC7 Z06」【写真:ENCOUNT編集部】
「2022カーラッピングフォトコンテスト」で入賞したシボレー「コルベットC7 Z06」【写真:ENCOUNT編集部】

コロナ禍で始めた趣味に夫婦で熱中、今や立派な副業に

 趣味で始めたカーラッピングに妻の方がのめり込み、夫婦でラッピング業を営む家族がいる。都内でカーラッピング専門店「デザインワークス」を営む森弘毅さん夫妻は、ラッピング歴2年ながら日本カーラッピング協会主催の「カーラッピングフォトコンテスト」受賞歴を持つすご腕の持ち主だ。18日に木更津イオンモールで開催されたカーイベント「オリパラカーニバル」に愛車を出展した森さんに、カーラッピングのこだわりを聞いた。

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 今年12月に発表された「2022カーラッピングフォトコンテスト」で3M賞を受賞したのは愛車シボレー「コルベットC7 Z06」。2年半前に購入したもので、カーラッピングを始めるきっかけにもなった1台だ。

「16歳でアメリカにホームステイして以来のアメ車好きで、これが4台目のコルベットです。子どもができて一度は手放し、同じエンジンを積む4ドアのキャデラックCTS-Vに乗り換えたのですが、4枚ドアで200キロくらい車重が変わってきますから、やっぱり物足りなくなっちゃって買い直したんです。一度乗ったらやめられませんよ、コルベットは」

 慣れ親しんだコルベットを買い戻し、業者にラッピングを依頼しようと思った矢先、コロナ禍が到来。費用も思ったよりも高額で、「それなら倉庫を借りて自分たちでやってみよう」と始めたところ、年下の妻の方がラッピングに熱中。今では夫婦そろって3M認定資格を取得しており、「大きいところは自分が担当してますが、もともと手先が器用だったこともあり、細かいところは断然家内のほうがうまいです」。コルベットに100万円、家族用に使っている2台目のシボレー「ソニック」には50~60万円ほどを費やしているという。

 趣味が高じ、現在は本業のデザイン業の他、ラッピング業も営むように。事業展開するにあたり、専用のガレージを300万円ほど掛けて自作。作業時間は毎晩2人の子どもたちを寝かしつけた後の深夜帯が多く、明け方の午前3時4時まで夫婦で共同作業をしているという。

「朝は本業が8時過ぎからで、家内もその前に子どもたちを幼稚園に送り届けなきゃいけない。でも、お互いに好きでやってることなので苦ではないです。ご依頼いただける方も余裕のある方が多いので、期限に追われるようなこともなくやれています。夫婦仲? お陰様でとても円満ですね(笑)」

 車を通じて見つけた共通の趣味を仕事に、多忙な中でも充実の日々を送っているようだ

次のページへ (2/2) 【写真】シボレー「コルベットC7 Z06」の別カット&エンジンルーム
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