【RISE】海人「海外勢になめられている」 GLORY1位との対戦に不満、見据えるのはONEの超強豪
年間最大級の立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(東京・両国国技館=ABEMAで全試合完全無料生中継)が25日行われる。注目カードがそろう中で、「シュートボクシングの最高傑作」と言われる海人は、GLORY世界ライト級1位のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)と対戦。海人といえば、今年6月に行われた「THE MATCH 2022」において、下馬評を覆す勝利を現K-1 WORLD GPウェルター級王者の野杁正明からあげたばかりだ。今回対戦するコプリヴレンスキーも世界トップレベルの実力を持った選手であることは間違いないが、海人本人はこのマッチメイクに不満を見せた。
「チャンピオンが来ないということはそういうこと」
年間最大級の立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(東京・両国国技館=ABEMAで全試合完全無料生中継)が25日行われる。注目カードがそろう中で、「シュートボクシングの最高傑作」と言われる海人は、GLORY世界ライト級1位のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)と対戦。海人といえば、今年6月に行われた「THE MATCH 2022」において、下馬評を覆す勝利を現K-1 WORLD GPウェルター級王者の野杁正明からあげたばかりだ。今回対戦するコプリヴレンスキーも世界トップレベルの実力を持った選手であることは間違いないが、海人本人はこのマッチメイクに不満を見せた。(取材・文=國友公司)
――会見の場で「海外の選手に自分は、なめられているんじゃないか」という発言がありましたが、その真意を聞かせてもらえますか。
「GLORYだけでなく、いろんな団体ふくめてこの階級(70キロ)の日本人というのは海外の選手からなめられているなと思います。今回も自分はGLORYのチャンピオンと戦いたかったんですが、彼ではなく、最終的に1位の選手が来ることになった。そういう意味でなめられていると感じます。対戦相手が決まった細かい経緯は聞いていないですが、チャンピオンが来ないというのはそういうことなのかと思っていますね」
――とはいえストーヤン選手もGLORY世界ライト級1位ということで、世界レベルであることには変わりがないと思いますが、相手の情報はどこまで入っているでしょうか。
「GLORYの試合をYouTubeで何試合か観た程度ですね。戦績もとくにしらないです。ただ、戦い方を見ても、体つきをも見ても、パワータイプではあるかなと。自分はパワーがある相手より、技術があるほうが怖いですね」
――今年8月に対戦したサモ・ペティ選手もパワータイプでした。海人選手の攻撃がかなり効いていた様子でしたが最後まで倒れず、タフな印象がありました。
「日本人選手だったら倒せていたなという攻撃はもちろん入っていたので、でもそれで倒れないのが世界のトップレベルなのかなと。ですが、野杁選手とやったときのほうがやっぱりいろいろ考えたし、怖さもあったので、そういう意味ではサモ・ペティ選手も今回の対戦相手もやりやすいなというイメージです」
――タフな海外の選手を倒すために練習で変えたことはあるでしょうか。
「一発のパワーをつけるのではなく、攻撃を繋いでいくことを考えて練習をしているので、次は世界レベルも倒せるような攻撃をできると思います。カウンターは海外のトップレベルにも当てる自信があります。一発ではなく何発も打ち込んだりとか、当てる場所であったりとか、そういった点を工夫して練習していますね」
――ストーヤン選手にそのカウンターを打ち込むとしたら、どこが隙になるでしょうか。
「ガードはかなり堅い選手なんですが、攻撃自体は当てやすいと思いますね。攻撃するときにガードが下がっていること、そのときに空いている部分というのはかなり見えているので、そこは突いていけるのかなと」
――ストーヤン選手の得意技はバックブローだそうですが、海人選手がバックブローをもらう印象はないように思います。
「自分は練習もふくめ、今まで一度もバックブローをもらったことがないんですよ。やっぱり回転して打つ攻撃なので、それだけモーションも大きいんです。蹴りを避けられた後の流れで打ったバックブローをもらうことが多いですけど、そこは常に攻撃が飛んでくるつもりで警戒しているので、当たらない自信があります」
――海人選手は会見で、「GLORYのチャンピオンを倒した先」を見ているとおっしゃっていました。その先には何が見えているのでしょうか。
「正直に話すと、ONEの選手たちと戦っていきたいなと思っています。その前にやりやすいところでいうとGLORYのチャンピオンということになりますよね。ONEの70キロの選手とは全員戦っておきたいです。スーパーボンもペトロシアンもグレゴリアンもアラゾフも全員戦いたいですね。楽しみです」