【M-1】最下位のダイヤモンドを千鳥がねぎらう「今後の財産」 千鳥は過去に2度最下位の屈辱も

“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2022」の決勝が18日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた。7261組の頂点に立ち、ウエストランドが第18代王者として栄冠をつかんだ一方、夢をつかみきれなかったコンビもいる。今年の決勝で最下位に終わったダイヤモンドは、大会終了後の生配信番組で胸の内を明かした。

ダイヤモンド【写真:(C)M-1グランプリ事務局】
ダイヤモンド【写真:(C)M-1グランプリ事務局】

大吾「今日のM-1で一番面白かったのは点が出ているときの野澤の顔」

“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2022」の決勝が18日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた。7261組の頂点に立ち、ウエストランドが第18代王者として栄冠をつかんだ一方、夢をつかみきれなかったコンビもいる。今年の決勝で最下位に終わったダイヤモンドは、大会終了後の生配信番組で胸の内を明かした。

「ダイヤモンド」は野澤輸出と小野竜輔のコンビで、17年に結成。18年から4年連続で準々決勝で敗退していたが、今年は初の決勝進出を果たした。しかし、得点は思うように伸びず、616点で10組中で最下位に。点数が明らかになると小野は「これは恥ずかしいですね」と言葉をしぼり出し、野澤はぼう然とした表情を浮かべることしかできなかった。

 大会終了後、9位のキュウとともに、千鳥が司会を務める配信番組「M-1打ち上げbyストロングゼロ」に登場したダイヤモンドの2人。大悟は「来年おもろくなるのは10位と9位をとったやつ。最高のネタになるんだから」と2組をねぎらい、「今日のM-1で一番面白かったのは点が出ているときの野澤の顔」とイジった。

 小野は「野澤はずっと松本(人志)さんが大好きで。『松本さんに褒められたい』ってずっと言っていたので、87点と出たときの絶望感がすごかった」と説明。野澤も「松本さんどころじゃなかったですね」と険しい表情を浮かべたが、大悟は「ワシらは全部75点とか。お前らの方がよっぽどすごい」とすかさずフォローした。

 7番手で登場したことについては、「7番くらいがいいと思っていて、本当に7番に。ちょうど盛り上がっているいい順番で出て、1分くらいで『やばい』と思った」と明かした2人。ノブも「なんかスポットに入ったように、急に客がスンっとなったよな」とうなずくと、野澤は「盛り上がっていたから、どこかでへこむんだろうという怖さがあった」と吐露した。

 かけあいを生かしたしゃべくり漫才で勝負したダイヤモンドに、「間違えずにネタをやっただけでもすごいよ」と優しく声をかけ続けた大悟。千鳥はM-1決勝で2年連続の最下位を経験しており、ノブも「すべってないから。近年のM-1はウケすぎてきた印象があるのよ。大舞台で結果が出ないのは今後、大いなる財産になります。安心してください」と励ましていた。

 M-1グランプリは“漫才日本一”を決める日本最大のお笑い賞レース。今年は昨年の6017組を大幅に超える7261組がエントリーし、再び史上最多を更新した。参加資格は、結成15年以内(07年1月1日以降)のコンビで、プロ・アマは問わない。審査基準は、とにかく面白い漫才。

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