男性7人組ダンス＆ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEが15日、さいたまスーパーアリーナで「GENERATIONS LIVE TOUR 2022 “WONDER SQUARE” THE FINAL ～Christmas Special～」と題した全国ツアーの最終公演を行った。

　今年3月11日に東京ドームで開催された本ツアーの「開幕祭」を皮切りに全国11都市で27公演を展開してきたGENERATIONS。11月21日の福岡公演ではデビュー10周年の節目を迎えた。リーダーの白濱亜嵐とボーカルの片寄涼太が開演前に会見し、白濱は「（コロナによる）空白の2年間があったから1公演1公演を楽しむことができました。今日はメンバーも気合いが入っています。この1年の集大成としてパフォーマンスしたい」と意欲を語り、片寄も「今までのツアーの中でも一番変化し工夫を凝らしたツアーでした。“変化し続けられるグループ”を表現できたと思います」と笑顔でアピールした。

　この日のステージは配達員に扮（ふん）したメンバーが上空を移動する飛行機からさいたまスーパーアリーナめがけてダイブするという度肝を抜く映像と特殊演出で幕開け。総立ちの観客席を「新しい世界」「RUN THIS TOWN」などで盛り上げ、ボーカルの数原龍友は「さいたま、全員で行きましょう！」とシャウト。また、「ぼくたちからのクリスマスプレゼントを受け取ってください」と呼びかけてクリスマスムードたっぷりの「I Believe」「One in a Million―奇跡の夜に―」やEXILEのバラード「Lovers Again」も歌い上げた。片寄が傘に隠れてガールフレンドに“キス”するようなダンスシーンではファンから悲鳴が上がった。アンコールでは全員がサンタ風の衣装で「LAST CHRISTMAS」を披露するなど全28曲でファンを魅了した。会場では多くの女性ファンがサンタ風の衣装を着ており、ロマンチックなムードに包まれていた。

　一方、アンコールでは突然、「緊急配信」と題したメンバーの生会見が行われ、3月8日に7枚目のオリジナルアルバム「X（テン）」の発売と、来年3月からデビュー10周年を記念したアリーナツアー「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”」の開催を電撃発表。ローマ数字で「10」を表すタイトルの新アルバム「X」には「今までの活動を点に置き換えて、点と点をつないできた道、これからも夢に向かって1つ1つつないでいく」という意味が込められている。メンバー1人1人がファンに感謝の気持ちを伝え、最後に「DREAMERS」のパフォーマンスを届けて全国ツアーの最後を華やかに締めくくった。来年のGENERATIONSについて数原は「夢をテーマにしてきたのは間違っていなかった。来年も貪欲に泥臭くやっていきたい」と誓っていた。

○「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”」
23年3月25、26日：長野県・長野市オリンピック記念アリーナ エムウェーブ
23年4月15、16日：愛知県・日本ガイシホール
23年4月22、23日：東京都・有明アリーナ
23年5月17、18日：大阪府・大阪城ホール