日本テレビ系「金曜ロードショー」（午後9時）は、2023年スタートにスタジオジブリ作品「ハウルの動く城」と「思い出のマーニー」を2週連続で放送することが16日に分かった。

　先日、待望の宮崎駿監督最新作「君たちはどう生きるか」が来年夏に公開されることが発表された。そして、新年最初の放送となる1月6日は、その宮崎監督「ハウルの動く城」、1月13日は米林宏昌監督の「思い出のマーニー」を放送する。どちらも、米アカデミー賞にノミネートされた名作だ。

　1月6日午後9時から放送枠を35分拡大で、「ハウルの動く城」がノーカット放送される。本作は、ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、米アカデミー賞ノミネートなど、国内外で高い評価を受けた。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった18歳の少女ソフィーと、美しい魔法使いの青年ハウルが心を通わせていくファンタジー超大作。ソフィー役の倍賞千恵子、ハウル役の木村拓哉をはじめ、美輪明宏、神木隆之介（公開当時11歳）、大泉洋など実力派俳優が、個性的なキャラクターたちを演じている。

　1月13日午後9時から放送枠を15分拡大で、「思い出のマーニー」が本編ノーカット放送される。本作は、「借りぐらしのアリエッティ」の米林監督が手がけ、米アカデミー賞にもノミネートされるなど世界で絶賛された感動のファンタジー。苦悩を抱え、心を閉ざす少女・杏奈の前に現れた、謎の金髪の少女・マーニー。北海道を舞台にした、2人の少女の不思議な友情物語だ。

　夏の「君たちはどう生きるか」公開に続き、秋には、「ジブリパーク」の第2期「もののけの里」のオープンも予定されるなど、2023年もスタジオジブリから目が離せない。

※宮崎駿の「崎」の正式表記はたつさき。