三遊亭とむ、来年7月1日真打昇進「錦笑亭満堂」襲名 名付け親は春風亭小朝 日本武道館公演も決定

お笑いタレント・末高斗夢から落語家に転身した三遊亭とむが6日、都内で真打昇進記念会見を開いた。

三遊亭とむ改め「錦笑亭満堂」【写真:ENCOUNT編集部】
三遊亭とむ改め「錦笑亭満堂」【写真:ENCOUNT編集部】

真打昇進としては初めて日本武道館で高座

 お笑いタレント・末高斗夢から落語家に転身した三遊亭とむが6日、都内で真打昇進記念会見を開いた。

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 2011年8月に「笑点」メンバーの三遊亭好楽に弟子入りし、「三遊亭こうもり」として高座デビュー。14年9月、二つ目昇進時に「三遊亭とむ」に改名し、修行を積んだ。好楽は「彼がうちに来たのは11年前。その前11年間、ピン芸人をやっていた。気が付いたら長い歴史の芸人になったので、急いで真打に昇進させるようにしました」と通常より少し早めになった昇進時期について説明。「この子がスターになるのが私の夢でして」とほほを緩ませた。

 真打昇進は、24(令和5)年7月1日。この日、好楽より新たな高座名が伝えられた。「錦笑亭満堂(きんしょうてい・まんどう)」。命名者は春風亭小朝だという。

 末高斗夢時代、落語家になりたいことを相談した相手が小朝で、「君にはあの師匠が1番いいと思うよ」と小朝が紹介したのが好楽だったという縁がある。「こうもり」「とむ」とひらがなの高座名から、いきなり画数の多い漢字五文字になることにとむは「人生のパニックの集大成になっています。動揺しています」とあたふた。すぐさま「この名に恥じぬよう頑張ります」と意気込みを伝えた。

 さらに、二つ目時代を回想し「正直なところ、もっと活躍したり、師匠を喜ばせたりできたらいいなと思っていた。(それができない)葛藤があって……。ここ(=昇進)をきっかけに師匠を喜ばせるような活動をしたいと思います。唯一無二の真打になるしかない」と言葉に力を込めた。

 昇進披露興行の日程は、五代目圓楽一門会の本拠地である東京・両国寄席で来年7月1日から始まり、「全国ツアーも20か所ほどやります。最終的には24年1月、日本武道館で真打昇進落語会をやります」と真打昇進としては初めて、日本武道館で高座を務める。

「とにかくお世話になった方に口上にずらりと並んでほしいと思っています。これからもフライング落語とかスーパー落語とか、人のやらないことをどんどんやっていきたい。落語界に収まらない覚悟。古典落語も精進しながら頑張っていきたい」と、将来の「錦笑亭満堂」像を明かした。

次のページへ (2/2) 【写真】新たな高座名「錦笑亭満堂」を見せる三遊亭とむ
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