大手家具量販店「IKEA」の店舗内で商品のモデル撮影を行った女性インスタグラマーに、ネット上で批判の声が上がっている。店舗内での撮影行為についての見解をIKEAジャパン広報部に聞いた。

　問題となったのは、オンライン販売専門のアパレル会社。サイト内に掲載された画像には、IKEAの店内と思われる場所で、自社で取り扱うワンピースやコートなどの商品を経営者の女性インスタグラマーが自ら着こなし紹介する様子が収められている。

　この投稿に、SNS上では「コストカットがすごい。黙ってスタジオ行けや」「家具見に行きたいけど最近こういうのいるからSNS用の写真目的で来る人全員出禁にして欲しい」といった批判の声が多数寄せられている。

　投稿者の女性経営者はその後、「この度、IKEAでの撮影行為についてTwitterにてご報告をお受けいたしました。お客様、並びにIKEAの方々にご不快な思いと多大なご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。一経営者として、人として、恥ずべき行為をした事、改めて自分自身の行動を見つめ直し、深く反省しております」とインスタグラム上で謝罪を行っている。

　店舗内での撮影行為について、IKEAジャパン広報部の担当者は「規約として書面であるわけではありませんが、他のお客様のご迷惑になる行為はご遠慮いただいております。店舗スタッフが発見した際には、その場でお声がけさせていただくこともあります」と回答。

　店舗を撮影で利用したい際には「事前にお問い合わせいただいた場合、他のお客様のご迷惑にならない範囲であれば撮影いただける場合もあります。今回はそういったお問い合わせはありませんでした。撮影をご希望される場合は、一度事前にお問い合わせいただければ」としている。