尾上松也、3年ぶり浅草公会堂で新春浅草歌舞伎「非常にうれしい。大きな目標だった」

若手が大役に挑む新春浅草歌舞伎「スキル、大きさを磨かせてくれる特別な公演」

 若手俳優にとって「新春浅草歌舞伎」は特別なものだという。松也は、「僕たちが(最初に浅草を)任せていただいた時期なんて、まだまだ他の興行で大役をいただくという年齢でもございませんでした。浅草で大役をやることで経験値が上がり、スキルがどんどん磨かれていく」と説明。「それぞれの出演者が、浅草を経験して他の舞台に立った時に感じることが多々あったと思う。我々にとって浅草は、自分たちのいろんなもの―スキル、大きさ―を磨かせてくれる場所で、特別な公演です」と語った。

 浅草公会堂での公演に巳之助は、「今集まっているメンバーと、歌舞伎座や他の公演の中でご一緒することはありましたけども、3年ぶりに『新春浅草歌舞伎』としてまた集まれたことを心からうれしく思っております」と語り、「この僕自身の喜びと同じように、お客さまにも『おかえり』と喜んでいただけるような公演にしたいと思っています」と意気込んだ。

 また10・11月に「平成中村座」公演で浅草に通っていたという新悟は、「コロナの際に全く人がいない状態を目にしておりましたので、浅草という街にも活気が戻って来てうれしい思いがありました」と明かし、「その中で、3年ぶりにお正月の公演ができる。再開ということで、また一段と気持ち新たに精いっぱい務めたいと思います」と語った。

【写真】新春浅草歌舞伎の制作発表会見に登壇…中村隼人や尾上松也らの集合ショット

左から中村莟玉、中村隼人、坂東新悟、中村歌昇、尾上松也、坂東巳之助、中村種之助、中村橋之助

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