ポルシェ&ジャガー愛好家が個性派デロリアンと出会ったワケ 「アメ車とすら知らなかった」

あのデロリアンを「映画は見たことあるぐらい」で購入決断。“デロリアン初心者”で関西在住オーナー・はまちゃんは、すっかり魅了されている。ポルシェやジャガーに乗ってきた車好きは、なぜ、「DMC-12」に行き着いたのか。

デロリアンが愛車で夫婦そろって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ジャケット着用。“らしさ”満点だ【写真:ENCOUNT編集部】
デロリアンが愛車で夫婦そろって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ジャケット着用。“らしさ”満点だ【写真:ENCOUNT編集部】

関西在住オーナー そもそも「デロリアンがアメ車だということすら知らなかったんです(笑)」

 あのデロリアンを「映画は見たことあるぐらい」で購入決断。“デロリアン初心者”で関西在住オーナー・はまちゃんは、すっかり魅了されている。ポルシェやジャガーに乗ってきた車好きは、なぜ、「DMC-12」に行き着いたのか。

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 今夏、「デロリアンオーナーズクラブ」の会員メンバーが16年ほど乗っていた1台を譲り受けた。秋から本格的にドライブを楽しんでいる。

「デロリアンのイメージは当初は、『難しい』『維持が大変』といったものだったのですが、乗ってみたら調子がよくて、製造から40年以上の車としてはいいと思います。スピード感がよくて、コーナーリングもばっちりです」

 そもそも、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは「見たことあるぐらい(笑)。映画マニアではないんですよ。今回が僕にとって初めてのアメ車なのですが、そもそも、デロリアンがアメ車だということすら知らなかったんです(笑)」。

 ポルシェやジャガーなど、これまで10台ほどの車に乗ってきた。それではなぜ、個性派のデロリアンを愛車にしようとしたのか。

「この形状・デザイン、台数の少なさ、レア度の高さが魅力的だったんです」

 子どもが成長し、夫婦でカーライフを楽しむにあたり、ハリウッドの名作でおなじみの1台にたどり着いたのだ。購入を検討するにあたり、事前にオーナーズクラブの会員から丁寧な情報提供やアドバイスを教えてもらい、安心して購入できたという。

 夫が選んだ“まさか”の愛車。奥様はどう感じているのか。

「びっくりですよ(笑)。乗っているとそんなに実感はないですが、降りて改めて自分たちの車を見てみると、『あっ』と思いますよね。劇中のドクとマーティの姿を思い出しますし、『これでタイムマシンで違う世界に行けたら』なんて思うこともありますよ」

 ドキドキとワクワクが詰まった夢の世界を感じさせてくれるのが、一番の魅力なのかもしれない。

 コンビニに立ち寄ると、「注目の的ですね」とはまちゃん。ガソリンスタンドで給油時にも人々が寄ってくるという。

 11月に都内で行われたオーナーズクラブの年に1度のイベントでは、夫婦そろって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」デザインのジャケットを着て参加。世界観をたっぷり満喫した。はまちゃんはイベントではノート片手に、デロリアン歴の長い“先輩”たちから、部品の説明や乗り方などいろいろと教わっていた。今後は自分である程度の整備を行えるよう、必要な工具もそろえていくという。
 
「普段使いでも、夏場でも乗っていきたいです。カーイベントにも参加したいですね。夫婦で楽しんでいければ」。デロリアンと歩む夢のカーライフは始まったばかりだ。

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