コスプレイヤーが海洋ごみ汚染を救う 日本財団との異例タッグ実現の背景
日本は「海洋プラスチック憲章」に署名せず
海洋ごみ削減が世界の重要課題になっている中、日本は2018年6月にカナダで開催されたG7シャルルボワサミットで、米国とともに「海洋プラスチック憲章」に署名しなかった。50年には魚の量より、海洋ごみの量が上回ると試算されている。そういった部分でも、日本財団のかじ取りは意味を持ってくる。理想は、日本で海洋ごみ削減のモデルを確立し、アジア諸国を始め世界へ輸出することだ。
「いろんな人に関心を持ってもらいたい。今後、海洋関係の国際会議はいろいろなところで行われる。場合によっては、その場所にコスプレイヤーさんを呼んで、情報を発信してもらうとか、国際的な場でも、日本の取り組みを発信していければいい。日本だけじゃなく、海外のコスプレイヤーさんにも呼び掛けていく。民間団体としてリーダーシップを取ってやっていきたい」と宇田川氏は結んだ。
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調印式の様子