迷子のインコ「食いました」 失意の飼い主への嫌がらせに「許せない」「人間性を疑う」
迷子になったインコの飼い主に、悪質な嫌がらせを繰り返すアカウントがネット上で批判を集めている。今回SNS上で注意喚起の投稿を行ったインコの飼い主に、その悪質な手口を聞いた。
飼い主に「保護しました」と連絡後「腹が減ったので食いました」とコメント
迷子になったインコの飼い主に、悪質な嫌がらせを繰り返すアカウントがネット上で批判を集めている。今回SNS上で注意喚起の投稿を行ったインコの飼い主に、その悪質な手口を聞いた。
「インコを捜索中の飼い主様に『保護しました』とコメントを入れて、その後に『腹が減ったので食いました』と嫌がらせのようなコメントを入れてくるアカウントがありますので、ブロック推奨です。どうかお気をつけください」
「注意喚起」と題され投稿された画像には、「多分そのインコちゃん保護してます~!!!」という連絡に飼い主が「本当にうれしいです。どちらで保護しましたか?」と返したところ、「すみません。腹が減っていたので食いました」という悪質極まりない一連のやり取りが収められている。
愛鳥がいなくなり傷心の飼い主をさらに追い詰めるような嫌がらせに、SNS上では「これは許せない。ちょっと冷静になれない」「悪質極まりないな」「人間性を疑いますね。どんな人生を歩めばそんな思考になるのか」「通報しました 許せないです」と数多くの憤りの声が寄せられている。
注意喚起の投稿を行ったのは自身もインコを飼うぴーちゃん(@pi_chan_413)さん。毎日流れてくる迷子情報の多さに心を痛めており、6年程前から迷子情報や目撃情報の拡散、保護のお願いなどの活動を行っているという。
「毎日複数回『インコ』『迷子』『保護』などのキーワード検索を行っていますので、嫌がらせ行為は、保護に関連するツイートを検索している時に見つけました」
アイコンに見覚えがあり調べたところ、過去にも常習的に嫌がらせを行っていたことを確認。相手にすると喜んだり、もしくは嫌がらせがエスカレートするかもしれないと思い、注意喚起がベストと判断したという。
「一生懸命探していらっしゃる捜索主様にとって、保護がうそであったと知った時の悲しみはとても大きくつらいものだと思います」とぴーちゃんさん。ペットをめぐっては迷子の飼い主をターゲットにした謝礼金詐欺事件や虐待事件も頻発しているといい、迷子だけでなく不審なアカウントや虐待等の投稿をパトロールするためにも今後も検索を続けていくという。