【アトムの童】怒涛の展開で那由他と隼人がまさかの別れ 「切ない」「辛い」と視聴者も驚き

山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)の第7話が、27日に放送された。

隼人とお別れした那由他(山崎賢人)【写真:(C)TBS】
隼人とお別れした那由他(山崎賢人)【写真:(C)TBS】

SAGAS・興津が大ピンチ! 頼ったのはアトムの童

 山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)の第7話が、27日に放送された。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する通称「インディー」と呼ばれる天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた/山崎)が、競争の激しいゲーム業界で大手IT企業「SAGAS」に挑む物語。

 かつて、「ジョン・ドゥ」名義で人気ゲームを開発した那由他と友人の菅生隼人(すごう・はやと/松下洸平)は、SAGASの社長・興津晃彦(オダギリジョー)との因縁がきっかけで解散していた。しかし老舗玩具メーカー「アトム玩具」の一人娘・富永海(とみなが・うみ/岸井ゆき)と出会ったことから「ジョン・ドゥ」を再結成。アトムで新たなゲームを作ることとなった。

 買収されたアトム玩具の跡地で、新たな会社「アトムの童」を立ち上げた那由他たち。エンタメゲームとシリアスゲームで軌道にのったアトムの童は、新たな従業員も入社し活気を取り戻していた。海はアトム玩具創業記念日に、おもちゃの生産を復活することを発表する。

 一方、那由他と隼人はゲームクリエイターの交流会で、シアトル出身のティムから一緒に会社をやらないかと誘われる。ティムの技術に心ひかれた2人は、「次のステージを目指したい」とアトム退職を決意。海たちはショックを受けながらも、2人の成長を応援するため快く送り出すことにした。

 そんな中、おもちゃ生産を再開したアトムの童は、取引していた塗料会社から納品を止められてしまう。塗料会社の筆頭株主が大財閥の投資会社「宮沢ファミリーオフィス」になったことから、経営方針が軍事産業分野にシフトチェンジされたという。

 宮沢ファミリーオフィスはSAGASの株も買い占め始めた。興津のもとを訪れた宮沢ファミリーオフィスの社長・宮沢沙織(麻生祐未)は、「技術の市場開放」を求める。SAGASが展開する12の事業を手放し、「検索サービス事業」に専念するよう提言。特に興津がアトム玩具を買収して得た特許技術「アトムロイド」の市場開放を望み、SAGASのゲーム事業からの撤退を迫った。

 興津は経産省事務次官の堂島由里子(西田尚美)に助けを求めるも、宮沢が既に手を回しており、はしごを外されてしまう。SAGASの株は宮沢ファミリーオフィスにより5%以上買い付けられ、ニュースでも報じられてしまった。

 窮地に陥った興津はアトムの童を訪れ、那由他たちに助けを求めた。市場開放すれば世界中に日本の技術が流出し、アトムロイドの技術も悪用される恐れを伝えた興津。それを阻止するためには、「SAGASのゲームが技術も品質も世界で最も優れている」と見せつける必要があると語り、「オリンピックで初めてeスポーツに選定されるゲームの開発」を持ちかける。アトムロイドの技術を使いこせる那由他たちに、2週間後の株主総会に間に合うようにデモゲームを作ってほしいという。開発がうまくいけば、アトムロイドの技術を返すと提案した。

 これまで興津に苦しめられてきたアトムメンバーはこの提案を拒否。しかし那由他は、アトムの技術が悪用されることを避けるため、そしてアトムロイドを取り戻すために、興津に協力すると言い始める。一方の隼人は、技術の返還は口約束だと反論。海も正式に協力を断ったが、那由他はシアトル行きを取り止めてSAGASでゲームを作ることを決めた。隼人はシアトル行きを決断する。2人は「じゃあな」と別れの言葉を放ち、別々の道を歩み始めた。

 急展開の別れにSNS上では、「また那由多と隼人別れちゃうのか……」「『じゃあな』が切ない……」「2人が別れていく……でも、心の中は……あー、辛いです」と、悲しみの声があがっている。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき

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