名作ハリウッド映画の有名車、ド派手ガルウイングが圧巻! アツ過ぎる愛好家が大集合

大ヒットハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場し、映画ファンだけでなく、多くの車好きを魅了している「デロリアン」のオーナーたちが集まる交流イベント「デロリアンオーナーズクラブ エキスポ」が開催。26日は東京・夢の島マリーナ、ベイサイドのホテルに愛好家が集まった。2日間で、約10台13組の参加を見込んでいる。

ガルウイングがド派手なデロリアン「DMC-12」はインパクト抜群だ【写真:ENCOUNT編集部】
ガルウイングがド派手なデロリアン「DMC-12」はインパクト抜群だ【写真:ENCOUNT編集部】

デロリアン集結「コミコン」参加予定…クリストファー・ロイドにサインもらうのがお楽しみ

 大ヒットハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場し、映画ファンだけでなく、多くの車好きを魅了している「デロリアン」のオーナーたちが集まる交流イベント「デロリアンオーナーズクラブ エキスポ」が開催。26日は東京・夢の島マリーナ、ベイサイドのホテルに愛好家が集まった。2日間で、約10台13組の参加を見込んでいる。

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 見たら誰もが、80年代の名作映画のシーンを思い出す「DMC-12」。下原修会長によると、1994年に創設されたオーナーズクラブは現在、全国に約200人の会員を抱え、40数台がオーナー。エキスポは毎年恒例のイベントで、テーマを決めて全国を回っているという。下原会長は「かっこいいデザインで、サビないステンレスの外装。ガルウイングも特徴的。他にこれだけ優れているスペックの車があったら教えてほしい。他に置き換える車がない。これがデロリアンです」と“デロリアン愛”を語る。

 オーナーたちの交流は、国内外で活発的に行われている。下原会長はイタリアに滞在経験があり、「イタリアにいた時はスイスのオーナーズクラブのツーリングに参加したことがあります。私はオーナーズクラブUKのメンバーに所属しているので、コロナ禍前は数年に1度はイギリスのイベントにも参加していました。アメリカ、イギリスでは、少なくとも50~100台が集まるんですよ。今後、コロナ禍が落ち着いてくれば、また海外のイベントに行きたいですね」と話す。

 3台目のデロリアンが納車待ちという男性オーナーの姿も。「ドアの開け方が変わっている車が好きで、下にさがるBMW Z1なんかにも乗っていたんです。それで、10年前に1台目のデロリアンを買ったのですが、初乗りから走行距離30キロぐらいで、事故に遭って廃車に。今の愛車の81年式中期型は4年前に入手しました。3台目は、すべてオリジナル部品にしてもらうようオーダーしていて、少し時間がかかっています」とのことだ。

 金属加工の仕事をしており、自分で修理したり、専門店から部品依頼を受けて作っているうちに、いつしかデロリアン部品・パーツの“専門家”として知られるようになった。愛情を込めて、「一番まともに走ってくれないクルマなので(笑)。ダメな子ほどかわいいって言うじゃないですか。まさにそうなんです」と笑顔を見せた。

 81年式の初期型を愛車にする西日本担当副会長の橋本達也さんは、91年から31年間乗り続けている。「私たちはスーパーカー世代なので、ドアがかっこよく上に開く、これはポイントが高いんですよ」。関西方面で11台のオーナーたちを受け持っているという。今夏に新規オーナーが増えるうれしいニュースもあった。自身がデロリアンに乗り始めた頃は、情報を探すのに苦労した。それだけに、「当時はインターネットのない時代で、雑誌を通してオーナー仲間を探していました。今のオーナーさんたちにはそういった寂しい思い、苦労をしてほしくないので、できるだけ親身に丁寧にアドバイスや情報共有をしていきたいです」。アツい思いを語った。

 27日にも目玉行事がある。千葉・幕張で開催される「東京コミコン2022」に一般客として参加予定だ。オーナーたちは、映画でドク役を演じているクリストファー・ロイドにサインをもらうのを楽しみにしているという。

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