新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世の中は自粛ムード一色。映画館やライブハウス、劇場も閉まってしまい、思わぬ時間ができてしまった、という方も多いはず。そんな中、人気を集めているのがNetflixやアマゾンプライムといった動画配信サービスだ。しかし、何から観たらいいのか、と悩んでいる人もいるかもしれない。長い闘いとなりそうな中で、イチオシは“長時間楽しめる”ドラマだ。イッキ見したい3つを紹介する。

　米ケーブルTVのHBOが1話につき製作費約1000万ドルともいわれる巨額を投じ、ジョージ・R・R・マーティン氏のベストセラー小説「氷と炎の歌」の壮大な世界観を映像化した大人気シリーズ。全8シーズンで約70時間かかる。2011年4月に放送がスタートし、架空の大陸ウェスタロスを舞台に、鉄の玉座をめぐる陰謀と策略が渦巻く権力争いが描かれる。最終話の視聴率は1930万人とHBO歴代最高の視聴率を記録した。

「ドラマを1本挙げよ」と言われたら、これ！ ただし、シーズン3くらいまでは少しの覚悟がいる。登場人物が膨大で、人間関係も複雑だからだ。誰と誰が味方で、誰と誰がつながっているのか。その人間関係を理解するのには少々苦労する。しかし、我慢した分の見返りは必ずあるから、諦めてはいけない。

　まずは、その壮大な世界観に圧倒されよう。これだけの世界観を映画の2時間では描くことはできない。よく「ドラマは映画のスケールを越えられない」と言われたものだが、そんなことはもう過去の出来事です。エポックメイキングなファンタジーに刮目せよ！