もし車両盗難被害に遭ったら…愛車発見の可能性上げる“秘策”に「その手があったか」

全国各地で高級車の車両盗難が相次いでいる。愛車が戻ってくる可能性を少しでも上げるためのある“奥の手”が、SNS上で話題を呼んでいる。投稿を行った兵庫県で中古車販売業を営むフォーミュラE(@C86523242)さんに話を聞いた。

給油口に取り付ける鍵付き給油キャップ【写真:本人提供】
給油口に取り付ける鍵付き給油キャップ【写真:本人提供】

「盗難は防げないが帰ってくる確率を高める方法」としてSNSで紹介

 全国各地で高級車の車両盗難が相次いでいる。愛車が戻ってくる可能性を少しでも上げるためのある“奥の手”が、SNS上で話題を呼んでいる。投稿を行った兵庫県で中古車販売業を営むフォーミュラE(@C86523242)さんに話を聞いた。

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「盗難された後はもちろんどこかのタイミングで給油される(積載除く) 鍵付き給油キャップにしておけば簡単には給油できない ガス欠になり放置され発見される可能性が高い」。投稿では「※盗難は防げないが帰ってくる確率を高める方法」「※普段から燃料は少なめキープ」と注釈をつけつつ、鍵付き給油キャップという奥の手を紹介している。

 この投稿には「その手があったか」「なるほどなぁ」「おー! そんなことも出来るんですね。勉強になります」「これも対策の一つとして良いですね」と目からうろこが落ちたという声が多数寄せられている。

「投稿でも書いたとおり、これだけで車両盗難を防げるとは思っていません。高いセキュリティーやGPSを入れることは前提として、ラフィックスのキーロックシステムや鍵付きスイッチなど、二重三重の対策と併用して行うのが効果的です。鍵付き給油キャップ自体は2000円前後で手に入りますし、軽トラ用の純正のものでも5000円くらい。国産車だったらだいたい合いますし、万が一のための備えとしてもコスパはいいと思います」

 欧米では一般的だという鍵付き給油キャップだが、比較的治安がいい国内では一般的にはあまり知られていない存在だ。相次ぐ車両盗難のニュースで少しでも被害が減ればと今回の投稿を行ったという。

「燃料少なめということに対して、タンクがさびるとか実用的じゃないという声もありますが、バランスだと思います。樹脂製のタンクもありますし、タンクの値段と車本体の値段のどちらに重きを置くか。軽自動車であればここまでの対策はする必要はありませんが、アルファード、レクサス、ランクル、GT-R、高ければ高いほど備えはするに越したことはないのではないでしょうか」

 手軽にできる“奥の手”が、いざというとき、愛車を守ることにつながるかもしれない。

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