女優の朝比奈彩が20日、福岡・リバーウォーク北九州で行われた初主演映画「レッド・シューズ」のレッドカーペット&北九州先行上映会に出席した。同市出身の雑賀（さいが）俊朗監督と登場した朝比奈は、集まった市民の声援を受け、手を振りながら満面の笑みで応えた。

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「北九州オールロケで撮影し、市民の方々がこうして喜んでいただけるのは、すごくうれしいです。一人一人の顔をしっかりと見ることができ、とても楽しかったです。多くの方に映画を見てもらいたいです」

　市民の熱気、歓迎ぶりに大喜びの朝比奈は同作で、崖っぷちに立つシングルマザーのボクサー役に挑戦している。最愛の夫を亡くしたボクサーが、幼い一人娘の親権を取り戻すために、世界チャンピオンを目指して奮闘する姿を演じている。小3から高3まで「陸上女子」だった朝比奈は、100メートル12秒0、走り幅跳び5メートル30センチの記録を持ち、4年前からはボクシングとキックボクシングに取り組んでいる。役作りと体作りにも余念がなく、スクリーンでも、その仕上がり具合が注目される。

　なお、同作は市原隼人、佐々木希、観月ありさ、松下由樹らが脇を固め、主題歌は「TOMORROW」の大ヒットで知られるシンガーソングライター岡本真夜の「カナリア」。12月9日には、北九州市で先行公開されたあと、来年2月24日には、東京・新宿ピカデリーほかで全国公開となる。