女優の熊切あさ美が19日、都内で行われた映画「愚か者のブルース」の公開記念舞台あいさつに登壇した。

　同作は加藤雅也と横山雄二の共同企画によるストリップ劇場3部作の第2弾。この日の舞台あいさつには主人公のヒモ男を演じた加藤と、主人公を支えるピンサロ嬢を演じた熊切、ストリップ嬢を演じた佐々木心音、小原春香が登壇、ダンスシーンを監修した矢沢ようこが登壇した。

　司会を務めた監督の横山から「ダメ男はどうでしょう」と問われた熊切は「夢を語って、夢を追いかけている人ってすてきに感じてしまう。なので、ダメ男に行ってしまうんだろうなと思います」と赤裸々に告白した。さらに「これまではどう？」と問い詰められ、「ヒモとか貢いだりはなかったです」と慌てて釈明。「夢を語って……みたいな人はいたかもしれないですね。放っておけない。『自分しかいないんだろうな』って思って離れられない」と“ダメ男”との関係を回顧した。

　一方で熊切は「どんなにダメ人間でも幸せになることを考える権利がある。そういうことを忘れちゃいけないと思いました」と締めくくっていた。