妻夫木聡、安藤サクラに“女優引退”を匂わされていた「なんだったんですか」

俳優の妻夫木聡が18日、都内映画館で行われた映画「ある男」の公開初日舞台あいさつに登壇した。

舞台あいさつに出席した妻夫木聡【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに出席した妻夫木聡【写真:ENCOUNT編集部】

映画「ある男」舞台あいさつ

 俳優の妻夫木聡が18日、都内映画館で行われた映画「ある男」の公開初日舞台あいさつに登壇した。

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 芥川賞作家・平野啓一郎による、「愛」と「過去」をめぐる感動ヒューマンミステリーで、「第79回ヴェネチア国際映画祭」「第27回釜山映画祭」で高い評価を受けている同作。公開初日を迎えたこの日の舞台あいさつには、主演の妻夫木、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、小籔千豊、坂元愛登、石川慶監督が登壇し、作品の見どころを語った。

 妻夫木は「何度も同じことを言ってしまいますけど、感慨深いですね」と初日を迎えたことを喜び、「初日ほどうれしいことはないですし、我が子が巣立っていく感じなんですよね。うれしくもあり、少し寂しい部分もあるというか。でも、映画はお客さんに見てもらえて初めて完成するものだと思うのでうれしいです」と笑顔を見せた。

 タイトルの「ある男」にかけて“気になっているとあること”を発表することに。安藤は撮影当時を振り返り、インスタグラムを始めたばかりの妻夫木が安藤の姿を撮影したものの、その写真が一向に掲載されないことを告白。

 安藤から「私のあれはどこにも載せられない写真だったの?」と聞かれた妻夫木は「当時なんで(もっと)撮らなかったかと言うと、現場で(安藤が)『この仕事向いていないと思う』『久しぶりに現場に入ったけどこれで終わりにしようかなと思うんだ』って言うんですよ。これで引退になっちゃうんだと思って……。だからむやみにカメラとかを向けちゃいけないだろうなと思った」と安藤が撮影現場で引退を匂わせていたことが原因だったと明かした。

 しかし「あれから1年半たって、テレビを見ていたら『安藤サクラ主演!』とかあって……。やってるじゃん、ふつうに。全然仕事してるじゃん。なんだったんですか、あれは」と妻夫木から問い詰められた安藤は「自信を喪失していたけど、日数を重ねたら『現場が大好きだ』ってなって……」と経緯を説明。「自信がなくても現場に行けるなら続けていこうと思えた作品です」と笑顔で作品をPRしていた。

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