俳優の北川景子が初の月9主演を務めるフジテレビ系ドラマ「女神の教室～リーガル青春白書～」（読み：テミスのきょうしつ）が2023年1月からスタートする。放送を前に北川と共演の山田裕貴が取材会に出席し、役作りや互いの印象について語った。

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　今作は裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫（北川）と取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガルエンターテインメント作品。柊木は「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで新風を巻き起こす。山田は、超が付くほどの合理主義者で変わり者の青南大学法科大学院・研究家教員の藍井仁を演じる。指導方法や性格の不一致から柊木とは言い争いが絶えないという間柄だ。

　完全オリジナルの本作。クランクインまでキャラクター設定がアバウトだったようで、北川は「役者に幅を持たせてくれていた」とし、眼鏡姿のビジュアルは、衣装合わせの段階で決まっていったと明かした。山田も同様だったようで、衣装合わせ時にボサボサ髪の和服姿に決まったとのこと。さらに、プライベートで履いていた雪駄を見たスタッフの「これいいね」の声によって実際に使用することになったと説明した、

　北川は山田について「本当に頭の良い方で、いつか絶対にご一緒したいと思っていたから、すごいうれしかった」と絶賛。山田も「ありがとうございます」と恐縮しながらも「今でもこんな感覚で本当にダメだめだな、と思うけど『うわぁ、すげぇ！　昔からテレビで見ている人だ』って」と北川との共演を喜んだ。「ものすごい親近感があって、すごく気さくに話しかけてくださるので、安心して信頼しきっています」と続けるなど、撮影を通じて距離感が縮まっている。

　同ドラマは効率度外視の柊木と効率重視の藍井がぶつかり合うシーンも描かれている。現在36歳の北川は「10代～20代は効率のことしか考えないで生きてきた」としながらも、「そこを直そうと思っています。ドライに思われちゃうのかなって」と心境の変化を明かした。2020年9月に長女を出産したが、「子どもを持つ前と持った後だと効率に対する価値観が変わった」と自己分析。「子どもに大変かもしれないけど、1からやらせてみよう、とか、効率のことを考えないようになりました」と母親としての顔ものぞかせた。

　一方で山田は、「多くの人が関わる場合は、効率よりも協調性だと思っているので気にならないんですけど、自分だけの予定はものすごく効率人間」と告白。ご飯の約束が入っていた場合あってもその日に予定がそれのみだった場合には「休みにしたいからご飯に行かない」と明かし、北川や集まった報道陣を驚かせた。