NiziUドームツアー開始、会場はお祭りムード 目立つ親子連れ「娘が好きで私もファンに」

韓国の大手芸能事務所・JYPエンターテインメント所属の9人組ガールズグループ・NiziU(ニジュー)が12日、初のドームツアー「NiziU Live with U 2022 “Burn it Up”」(計4公演)の初日を飾った。メジャーデビューから1年11か月でのドーム公演は女性アーティスト史上最速となる。

NiziUのドームツアー初日が開催された東京ドーム【写真:ENCOUNT編集部】
NiziUのドームツアー初日が開催された東京ドーム【写真:ENCOUNT編集部】

中年女性ファンが心境明かす「人生初の推し活。親心かな」

 韓国の大手芸能事務所・JYPエンターテインメント所属の9人組ガールズグループ・NiziU(ニジュー)が12日、初のドームツアー「NiziU Live with U 2022 “Burn it Up”」(計4公演)の初日を飾った。メジャーデビューから1年11か月でのドーム公演は女性アーティスト史上最速となる。

 午後5時30分の開演前から東京ドーム周辺はファンの熱気に包まれお祭りムード。メンバーキャラクターである「NIZOO(ニズー)」を模した全身真っ白コスプレで参戦した都内の高校3年生とその友人は「オーディションの『ニジプロ』を見てファンになりました。一般人のように親しみやすいところがあるので年代問わず人気なのでは」と語り、「大学の入学試験が近いのですが、今日はコンサートに来てしまいました」とファン魂を明かした。異彩を放つコスプレは100円均一ショップで材料を購入して製作。「ステージのメンバーが気付いてファンサービスしてくれるのでは?」と聞くと、「けっこう席が離れているのですが、できる限り頑張ります!」と気合を入れ直していた。

 一方、NiziUのリーダーであるMAKOのファンだという50歳ほどの女性はNiziUの東京ドーム公演について「私たちファンをここまで連れてきてくれて感謝しかありません」と感激。これまでアイドルのファンになったことは一度もなく、NiziUに出会って人生で初めて“推し活”を経験しているという。「『ニジプロ』の時から見ていて、一生懸命努力する姿にひかれました。アイドルとして有名になっても自然体でいるところが魅力。実際、私にも子どもがいるのですが、何というか親心なんでしょうかね」と笑顔。オレンジ色のTシャツにはマコのアップの写真と「マコちゃんしか勝たん!!」という文字がプリントされており、全身で“マコ愛”をアピールしていた。

 会場周辺を歩いてみると親子連れの姿がかなり目立つ。小学生の娘と一緒に開演を待っていた女性は「娘がAYAKAのファンになったことで私もNiziUが好きになりコンサートにやってきました」と話した。他にも父母とその子ども、祖父母、父母、その子どもとみられるグループも多数おり、応援うちわの写真を撮り合うなどして盛りあがっていた。

 NiziUのメンバーはMAKO(マコ)、RIO(リオ)、MAYA(マヤ)、RIKU(リク)、AYAKA(アヤカ)、MAYUKA(マユカ)、RIMA(リマ)、MIIHI(ミイヒ)、NINA(ニナ)の9人で、ファンはWithU(ウィジュー)と呼ばれている。19年にスタートしたJYPとソニーミュージックの共同プロジェクト「Nizi Project」(ニジプロ)で1万人を越える応募者の中から最終的に選出された9人で結成された。12日と13日に東京ドームで2公演、12月17日と18日に京セラドーム大阪で2公演の計4公演を開催し約15万人を動員する予定。東京ドームではファンの密集を避けるため分散入場制となった。

次のページへ (2/2) 【写真】ファンが会場で披露した全身真っ白“NIZOOコスプレ”と“マコ愛Tシャツ”
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