格闘家の青木真也が1分間で最強を決める格闘技エンターテインメント「BreakingDown」に言及。ABEMA格闘チャンネルがYouTubeでインタビューを公開した。

　青木は3日に行われた「BreakingDown6」について聞きたいインタビュアーからの質問を遮るように、「触んないよ、それは。理由は明確で、（BreakingDownが）格闘技の範疇であるとか範疇でないという問題じゃないから」と機先を制した。

　さらに「みんなオレと同じ格闘技やってるとおもってるでしょ。そこから違うから。みんなは格闘技選手だけど、俺は格闘家。ファイター、レスラーだから。一緒にされたら困りますよ」と強い口調で続け、「BreakingDownとかアウトサイダーとか地下格闘技とか修斗とかパンクラスとかそういう問題じゃなくて、俺はお前らとやってることが違う。生きてくものを線で見せてる人いないでしょ？」と自らの格闘家としての生き様を改めて強調した。
　
　それでもBreakingDownについて「バカ発見器ですよね。素晴らしい装置だと思うよ」。さらに「格闘技の範疇」だと認めつつ、さらに「華持たせるような言い方をするのは本意じゃないけど、“線でみせる”とか“生き方みせてやる”みたいなところだったら、1分でやってるヨカタ（素人）の方があるのかもしれないよ」と続けた。一方で、「でも奴らはプロじゃないから。成立させられないし、何かが起こってもそれを繋げていけないっすよね」と自身との決定的な違いを強調した。

　さらに持論を展開。「みんな今いうでしょ？　再生回数とか数字とか。馬鹿野郎って、何やってんだって。主導権を取られちまってんだ逆に。『客のくせに何言ってんだ』って言えない作り手なんてプロじゃないですよね」それだったら普通に働いてた方がいいですよ」。さらに青木は「客を俺が転がしてますから。見たくなきゃ見るな。だから客なんだ。みんなファンでしょ。フォロワーでしょ。俺は自分で作ったものと行ってこいしてる。嫌だったら離れればいい」と“ファン論”にも言及した。

　そして「なんで俺が（BreakingDownに）一切触らないかというと、見分けができるかどうかが腕。見分けと見立ては別だから。俺はちゃんと見分けられてますから。『ここと絡んだらダメだな。自分が失うな』と見分けられている」と続けていた。