日本のアーティストが、思い出深い名曲を個性的なアレンジでお届けする、NHK BS プレミアムの音楽番組「The Covers」。2014年3月にレギュラー放送がスタートし、この春、めでたく7年目に突入した。そこで4月は「カバーズスペシャル月間」として、毎週日曜日午後10時50分より放送。司会はおなじみリリー・フランキーと池田エライザが担当する。

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　4月12日のゲストは、今年デビュー30周年を迎えたスチャダラパー。番組開始当初から度々出演の話が出ていたが、ようやくこのタイミングで実現した。

　収録はNHK局内で最も大きなスタジオにトークコーナーとライブコーナーの2つのステージが作られ、進行していく。

　30周年というキャリアが一番似合わないと語ったリリーだが「自分たちが生きている時代に生まれた音楽ヒップホップが30年経っちゃうという、初めてラッパーの老いを俺たちは定点観測している」と感慨深く語ると、Boseも「そう世界的な問題、最近Run-D.M.C.を見たら『老いが』って思っちゃった」と、いつものカバーズとは違ったリラックスした雰囲気でトークを繰り広げた。

　ここでスチャダラパーをリスペクトする岡崎体育がスペシャルゲストとして登場し、名曲「今夜はブギー・バック」で共演。

　トークコーナーでは、スチャダラがデビューした時に生まれたと語った岡崎が、5歳の頃に見ていた子供番組にBoseが出演していた事がきっかけでスチャダラを知ったと語り、「今夜はブギー・バック」の思い出も明かした。

　またこれまでの放送から「90 年代名曲カバー集」と銘打って、これまで番組で披露された名曲カバーを振り返り、番組の後半は、池田エライザとスチャダラパーのSHINCOがファンと公言するT字路sがレコメンドコーナーに登場。ORIGINAL LOVEの「接吻」をカバー。最後はスチャダラが4月8日にリリースした30周年アルバム「シン・スチャダラ大作戦」から「セブンティーン・ブギ」を披露した。

　そんなスチャダラパーに収録後、初登場となった「The Covers」の感想を聞いた。