NetflixTOP10発表 日本TV部門はアニメ「SPY x FAMILY」が1位 韓ドラ「シスターズ」2位

Netflixは2日(米国時間1日)、週間グローバルTOP10(10月24~30日集計)を発表した。日本のTV部門ではアニメ「SPY x FAMILY」が1位、5週連続1位だった韓国ドラマ「シスターズ」(英題:Little Women: Season 1)は2位となった。

Netflix日本TV部門TOP10で1位となった「SPY×FAMILY」【写真:(C)Netflix】
Netflix日本TV部門TOP10で1位となった「SPY×FAMILY」【写真:(C)Netflix】

「愛の不時着」は9位 異例の人気持続

 Netflixは2日(米国時間1日)、週間グローバルTOP10(10月24~30日集計)を発表した。日本のTV部門ではアニメ「SPY x FAMILY」が1位、5週連続1位だった韓国ドラマ「シスターズ」(英題:Little Women: Season 1)は2位となった。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

「SPY×FAMILY」は「少年ジャンプ+」(集英社)で19年3月から連載されている漫画家・遠藤達哉のホームコメディー。スパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女という他人同士が仮の家族となり、日々起こるさまざまなトラブルを解決しようと奮闘する姿を描いている。家族関係の希薄化が指摘される中、親密な家族のあり方をベースにしながらテンポの良い展開と漫画原作らしいギャグで視聴者を魅了している。同作は4月11~17日集計の週で初登場6位となり、以降も数週にわたって1位を獲得していた。これまで22週TOP10入りするなど根強い人気を保っている。

 1位の座を明け渡し2位となった「シスターズ」。貧困の中で育った3姉妹の苦闘と成長を描く新感覚の社会派痛快サスペンスで、グローバルTOP10の非英語TV部門では4位にランクイン。世界的な人気を維持している。

 日本TV部門3位となった韓国時代劇「シュルプ」は前回初登場6位から3位に上昇。朝鮮時代の王室を舞台に王子への教育を扱った波乱万丈のストーリーで、韓国ではtvN土日ドラマとして10月から放送中。壮絶な受験競争を描いた韓国ドラマ「SKYキャッスル」のテーマや「梨泰院クラス」でも描かれた性的マイノリティーも扱うなど既存の時代劇とはテーストが異なる新鮮なストーリーで視聴者を引き付けている。

 4位にランクインした日本アニメ「チェンソーマン」は、悪魔と契約して生き返ったデビルハンターが壮絶な悪魔狩りに身を投じていく姿を描いたダークファンタジー。5位は韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」だった。9位は韓国ドラマ「愛の不時着」。3年前に韓国のケーブル局「tvN」で放送され、日本ではNetflixで20年2月から配信された。世界的なヒットとなったラブファンタジーだが、ほぼ3年前の作品がいまだにTOP10入りしているのは世界的に見ても異例だ。まったくの別環境で育った男女の愛、女性の経済的自立、台所に立つ男性像など、現代的テーマを巧みに取り入れていることが高い人気を維持している背景にありそうだ。

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