歌舞伎俳優の八代目市川新之助が2日、都内で行われた新潟米「新之助」の新CM発表会に出席した。

　同じ名前を持つ新潟米のCMに出演した新之助。八代目市川新之助を襲名してから初のCMで、単独でCM出演するのも初となる。1人での撮影に「少し不安でしたが楽しみな気持ちが大きかったです。スタッフさんが優しかった」と振り返った。

　これまで父の十三代目市川團十郎白猿とともにイベントに参加したことはあったが、この日初めて単独での登壇。隣に父も姉の市川ぼたんもおらず「1人で寂しかった」と話すも、「緊張はあまりしなかった」と堂々とコメント。会場後方には父と姉が見に来ており、心配そうな眼差しを向けていたが「（事前に）途中で帰るからねと言われました」と小さく笑った。

　イベントでは「美味しいおむすびを作るコツ」を伝授された新之助。目の前でテキパキと手を動かすスタッフを見て「早くて丁寧。こんなに早くできるんだ。人生で初めて見た」と驚き。司会者から「もうすぐお昼ですからお腹が空きますね」と声をかけられるも「ん～……あんまり」と素直な意見を述べて会場を和ませた。

　現在ハマっているものは「舞台の稽古」。休日は公園で遊ぶことが多いという。「何をしているときが幸せ？」と聞かれると「舞台に立っているとき」と歌舞伎役者らしいコメントで関係者を感心させた。しかし、終盤「お米のPRをお願いします」とリクエストされると「えっPRってなに？」と首を傾げてキュートな一面を披露していた。

　新之助が出演する新CMは11月3日より放送を開始する。