きゃりーぱみゅぱみゅ、武道館で怒涛の全62曲 10周年ライブで感涙「本当にありがとう」

歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが歌手活動10周年を祝う6年ぶりの日本武道館公演「きゃりーぱみゅぱみゅ 10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2022 -TOUR FINAL- UMA 105」を19日に開催。全部で62曲を披露するという怒涛(どとう)の一夜となった。

武道館ツアーファイナルを迎えたきゃりーぱみゅぱみゅ【写真:AKI ISHII】
武道館ツアーファイナルを迎えたきゃりーぱみゅぱみゅ【写真:AKI ISHII】

ライブタイトルの「UMA 105」はこれまでにリリースした楽曲の数

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが歌手活動10周年を祝う6年ぶりの日本武道館公演「きゃりーぱみゅぱみゅ 10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2022 -TOUR FINAL- UMA 105」を19日に開催。全部で62曲を披露するという怒涛(どとう)の一夜となった。

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 Zaiko Connectからも世界配信された同公演は、ツアーファイナル限定のスペシャルな内容だった。ステージもきゃりーらしさが随所にあふれる演出。天井にはミラーボールを足にしたUFO、中央には目玉が目立つ照明鮮やかな巨大ピラミッド、ステージ脇には毒々しいキノコや巨大タコの足が垣間見ることのできる不可思議なセットとなった。

 セットリストもこれまでのツアーから一新。開演前からの客入れSEを含め、きゃりーが誇るオリジナル楽曲82曲(※バージョン、リミックス違いは除外)をフルバージョン、ショートバージョン、メドレーを織り交ぜ、過去10年の間に発表してきた作品たちで一気に駆け抜けた。

 人気曲「インベーダーインベーダー」「PONPONPON」とスタートさせたきゃりー。武道館フロアに12発増設されたスピーカーからは低音がガンガンと鳴り響いた。

 この日最初のMCでは、活動10年のに感謝。「(タイトルの)UMAというのは未確認生物というわけで、105という数字は私が今までリリースしてきた楽曲となります。今日は、ほとんどの楽曲を披露したいですけどいいですか?」と、ライブタイトルを説明した。

 19曲目では、キラーチューン「つけまつける」も披露。「きらきらキラー」や「もんだいガール」と怒涛の勢いでつないでいった。

 後半戦はアッパーチューンの連続に。「キャンディーレーサー」さらには「どどんぱ」とダンサンブルなナンバーで武道館のフロアを揺らした。

 その後も「ファッションモンスター」やサウンドプロデューサーの中田ヤスタカ&こしじまこしのユニット「CAPSULE」の名曲「jelly」や「do do pi do」も披露した。

 そして、「原宿いやほい」「かまいたち」「ガムガムガール」などを届け、「最&高」で本編は幕を閉じた。

 鳴り止まない拍手の中、アンコールで登場したきゃりー。「声がガサガサになりました。ほんとに歌いすぎたかも。ガサガサのままいきますね」と笑いながら、「10周年のツアーファイナルを一緒に迎えていただきありがとうございます。わたしは高校生の頃にファッションが好きになって。その当時は街を歩いてたらクスクス笑われて。あ、変な子歩いてるなとか。頭にでかいリボン付けてる変な子がいる、みたいな存在だったんですね。でも、それが自分は普通だと思っていたし。だけど、きゃりーぱみゅぱみゅとしてアーティスト活動をして。名前も、ノリでつけたところがあるから、こんな11年間も活動できるなんてほんと思っていなくて。それには、わたしを支えてくれているスタッフの皆さん、そして今日集まりの会場のみなさんのおかげで、今のわたしが武道館のステージに立てています」と涙を流した。そして、「本当にありがとうございます。人生で3回も武道館に立てると思ってもいなくて……」と集まったファンへ感謝を届けた。

 アンコール1曲目では最新曲の「一心同体」を初披露。そして、「ちゃんちゃかちゃんちゃん」で全62曲のラストを迎えた。

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