舞台「鋼の錬金術師」（2023年3月に大阪・東京にて上演）の製作発表会が24日に都内で行われ、主人公のエドワード・エルリックをWキャストで務める一色洋平、廣野凌大をはじめ、眞嶋秀斗、岡部麟、蒼木陣、和田琢磨、桜田航成（アルフォンス・エルリック役スーツアクター）、演出家の石丸さち子が出席。オーディション風景についてや、演じる上での意気込みを語った。

　01年8月号から月刊「少年ガンガン」（スクウェア・エニックス刊）にて連載を開始し、10年7月までに全108話を掲載。21年7月の時点で、全世界シリーズ累計部数が8000万部を突破したダークファンタジーコミックス「鋼の錬金術師」が初の舞台化を果たす。

　ウィンリィ・ロックベル役を務める岡部は「この役のお話をいただいて、演出家さんとの面談があると聞いて行ってみると（会場から）『私の役の声がすごく聞こえる。これオーディション？』みたいな状況で、入ったら石丸さんがいらっしゃって、カメラも回っていて『じゃあせりふを言ってごらん』って言われましたね」と回顧。すると、石丸は「『言ってごらん』とは言ってないよ！（笑）」と訂正した。

　また、岡部は「こんなにたくさんの男性に囲まれることがないので、正直オロオロしているところもあります」と吐露。しかし「これは私の偏見かもしれないですが、こういった作品をアイドルが演じると『お前ができるのか』って原作ファンの方からの目がさらに厳しくなると思うんです。でも、それを跳ね除けられるくらい頑張ろうと思っています。ウィンリィちゃんのようにみんなの心の支えになり、パワフルさを岡部麟として舞台上で見せます！」と意気込んでいた。