劇作家で女優の根本宗子が16日、都内で行われた映画「もっと超越した所へ。」公開記念舞台あいさつに、出演の前田敦子、菊池風磨（Sexy Zone）、伊藤万理華、オカモトレイジ（OKAMOTO’S）、黒川芽以、三浦貴大、趣里、千葉雄大、メガホンをとった山岸聖太監督とともに登壇した。

　クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクルを痛快に描く本作。原作と脚本を手がけた根本は「『もっと超越した所へ。』は7年前に自分の演劇でやっていた作品で、まさか全国88館でライブビューイングをしていただくような映画作になるなんて思っていませんでした」と感慨深げに語り、「今、人生のご褒美のような時間を味わわせていただけているので、今日は私も楽しみたいと思います」とあいさつした。

　また、この日、33歳の誕生日を迎えた根本は「すいません……」と恐縮しつつ、「普通、映画は初日に舞台あいさつがあると思うんですけど、この前、前田さんから『舞台あいさつはお誕生日に合わせたんですか？』って聞かれて、前田さんの舞台が終わるのを待って今日だったので『前田さん合わせです』ってお伝えしたんですけど（笑）、前田さんのおかげで縁あってダブルで今日この日になったので、こんな日は人生にもうないと思うのでうれしいです」と笑顔を見せた。

　続けて、根本は「恋愛映画と括っていただいて、私たちも宣伝をしてきたんですけど、今日見ていただいて、自分に届いた感想も見ながら、恋愛じゃないところでも、人と共存していく難しさとか、それを乗り越える勇気みたいなものを受け取っていただけたらうれしいなと思って今日を迎えました」と本作をアピールした。