「関ジャニ∞」の丸山隆平が、7日から東京・渋谷区のBunkamura シアターコクーンで上映されるCOCOON PRODUCTION 2022「パラダイス」の取材会に登壇した。3日までの大阪公演を終え、この日が東京公演の初日。丸山は「わくわくと、どんな反応がくるのか、楽しみな気持ちでいっぱい」と声を弾ませた。

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　同作は救いようのない詐欺グループの男たちの栄枯盛衰の物語で、丸山は底辺でもがく男を演じる。作・演出・出演の赤堀雅秋の大ファンだったという丸山は、「『好き』と雑誌で言っていたのを見てくださっていた。言っておくものだなと。すごくうれしいです」と念願の共演に喜びを噛みしめた。

　丸山の印象を問われた赤堀が「正直、『ジャニーズかあ……』とちょっと斜に構えていた部分もあるんですけど」とこぼすと、丸山は「事務所の人もいるのに！」と小声でツッコんで苦笑い。しかし、赤堀から「お芝居に取り組む姿勢や完成度はお世辞でもなんでもなくとても素晴らしいし、座組を引っ張っていってくれている」と太鼓判を押されると、顔いっぱいにうれしそうな表情を浮かべた。

　そんな憧れの赤堀作品に出演することに対して喜ぶ半面、「怖かった」と明かした丸山。「作り上げるものを壊してしまう可能性もあるじゃないですか。その幸福さと恐怖が同時にあった」と吐露し、「中に入ってみて、『こうやって作られていくんだ』と実感した。苦しいし楽しいです」と充実感を口にしていた。

　公演はこの日に初日を迎え、11月3日まで約1か月上演される。体調管理について丸山は「昨日からいきなり冷えましたでしょう。大丈夫かなって。古傷がうずきだしたりして……ストレッチも発声もやりつつ、万全の状態でお客さまを迎え入れられたら。最後まで頑張りたい」と意気込み、完走を誓っていた。