読書家の上白石萌音が送る“本嫌い”へのアドバイス 「読むのが嫌になったら次へ」

女優の上白石萌音が6日、東京・中央区の八重洲ブックセンター本店で「#木曜日は本曜日」プロジェクト発表会に登壇した。読書好きで知られる上白石は、「一生本を読んでいる自信がある。一生通います」と書店愛を語った。

イベントに出席した上白石萌音【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した上白石萌音【写真:ENCOUNT編集部】

書店の魅力を熱弁「静かで温かい場所」

 女優の上白石萌音が6日、東京・中央区の八重洲ブックセンター本店で「#木曜日は本曜日」プロジェクト発表会に登壇した。読書好きで知られる上白石は、「一生本を読んでいる自信がある。一生通います」と書店愛を語った。

「#木曜日は本曜日」は東京都書店商業組合は、書店への来客数増加を目指して始動するプロジェクト。上白石はこの日、書店員姿で登場し、初めてのPOP作成に挑戦したほか、自らが選んだ大切な10冊について、エピソードを語った。

 上白石は集まった報道陣に「ようこそ、本屋さんへ」と照れ笑いを浮かべてあいさつ。月に2、3回は書店に足を運ぶという上白石は「行くとすごくお金を使ってしまう。ご褒美としていく」と明かし、「“浪費”という感じがまったくしない。ちゃんと自分の教育のために買っているということで、いいお金の使い道だと思います」と胸を張った。

 さらに、伊坂幸太郎の「アイネクライネナハトムジーク」など、自身が選んだ10冊を紹介するPOPを作成。上白石は「十冊十色」と書き上げ、「それぞれにそれぞれの色があって、この10冊だけではなくて、本を数だけ本の色がある。我ながら、いい感じです」とにっこり。実際に店舗に掲出されると聞くと、「あとでちょっと手直しをします」と照れ笑いを浮かべた。

 この日のイベントを通じ、書店の魅力について「人が作っている空間なんだなと感じた」という上白石。「本と人を、人がつないでくれる温かい場所。本も人が書いて、人が編(あ)んでいるもの。人がたくさん集まった、にぎやかで楽しく、静かで温かい場所だと思う。より愛が深まりました」と熱弁した。

 また、読書が苦手な人へのメッセージを求められると「本も相性があると思う。読んでみてなかなか(内容が)入ってこなくて、読むのがつらくなってやめちゃうことがあっても、どんどん次に行けばいいと思います」と話し、「読みにくければ途中でやめて、自分と相性のいい作家さんに出会えたらそこから広がっていく。読み切るのを目標にしなくていいと思います」と親身にアドバイスを送っていた。

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