AKB48グループ“巻き返し”のシナリオ…STUの快進撃とアジア展開からひも解く

日本のアイドルの代表的存在である「AKB48グループ」が、国内のご当地と海外で活動の幅を広げている。瀬戸内7県を拠点とし、人気を高めている「STU48」がユニークな“船上劇場”を展開。海外姉妹グループは、インドで2組が誕生するほか、8月24日にはAKBグループが集まる大型フェスを中国・上海で開催する。グループは国内6組、海外9組で構成。「乃木坂46」を中心とする“坂道シリーズ”が勢いを見せる中で、“本家”は巻き返しを着実に進めている。

船上劇場を展開して人気を集める「STU48」
船上劇場を展開して人気を集める「STU48」

STU48は船上劇場を展開、インドでは2組が結成、中国で大型フェス開催

 日本のアイドルの代表的存在である「AKB48グループ」が、国内のご当地と海外で活動の幅を広げている。瀬戸内7県を拠点とし、人気を高めている「STU48」がユニークな“船上劇場”を展開。海外姉妹グループは、インドで2組が誕生するほか、8月24日にはAKBグループが集まる大型フェスを中国・上海で開催する。グループは国内6組、海外9組で構成。「乃木坂46」を中心とする“坂道シリーズ”が勢いを見せる中で、“本家”は巻き返しを着実に進めている。

 8月2日に川崎市内で開催された3rdシングル「大好きな人」の発売記念イベント。「STU48」のメンバーの表情は、明らかに活気付いていた。キャプテンを務め、「AKB48Team4」を兼任する岡田奈々(21)や瀧野由美子(21)ら15人が最新曲など5曲を披露。同会場では2度目のイベントとなるが、多数の男女のファンが駆け付け、関東でも人気があることを示した。

 STU48は、国内6番目のAKB48姉妹グループとして2017年3月に活動を開始。今年4月には船上劇場「STU48号」が完成した。AKB48グループ史上初の取り組みとなる船上公演をスタートさせ、瀬戸内7県の港をめぐるだけでなく、7月には東京・晴海客船ターミナル岸壁に寄港し、関東初の船上劇場公演を行った。

 それだけに、メンバーの思いはひとしお。神奈川県出身の岡田は「神奈川県でリリースイベントができるのは本当にうれしいこと。『ただいま』という気持ち、『STUを連れてきたよ』という気持ちをライブでぶつけました。『私たちがSTU48です』と出身県で叫ぶことができます。それぐらい自信があります」と力を込めた。3作連続でセンターを務める瀧野は「少しずつ成長できている気がします」と充実感を漂わせた。

「STU48」の関東進出は好調だ
「STU48」の関東進出は好調だ

 一方で、AKB48姉妹グループは海外展開も活発だ。このほど、インドでデリーを中心とする「DEL48」と、ムンバイが拠点の「MUB48」の発足を発表。2011年に結成されたインドネシア・ジャカルタの「JKT48」を皮切りに、タイ・バンコク「BNK48」、フィリピン・マニラ「MNL48」、中国・上海「AKB48 Team SH」、台湾・台北「AKB48 Team TP」、ベトナム・ホーチミン「SGO48」、タイ・チェンマイ「CGM48」が活動している。
 
 外務省によると、インドの人口は12億1000万人を超え、中国は約13億9000万人、ジャカルタは1000万人超……。経済成長が著しいアジア圏には、エンターテインメント業界にも巨大市場が広がる。多くの人口を抱えているだけに、スター性を秘めた“ダイヤの原石”が転がっているとも言える。

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