宮司愛海アナ「大谷選手を取材したい」 「イット!」カトパン後任に意欲「優しい空気は大切に」

フジテレビ系情報番組「Live News イット!」(月~金曜午後3時45分)が3日からリニューアルスタートする。スタジオセットも新たになり、メインキャスターの榎並大二郎と新メインキャスターの宮司愛海が担当することになった。

「Live News イット!」の新メインキャスターに就任した宮司愛海アナ【写真:ENCOUNT編集部】
「Live News イット!」の新メインキャスターに就任した宮司愛海アナ【写真:ENCOUNT編集部】

榎並アナ「内容を一新してという自分も身の引き締まる思い」

 フジテレビ系情報番組「Live News イット!」(月~金曜午後3時45分)が3日からリニューアルスタートする。スタジオセットも新たになり、メインキャスターの榎並大二郎と新メインキャスターの宮司愛海が担当することになった。

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 リニューアルに伴い榎並、宮司の両キャスターに現在の心境などを聞いてみた。

 榎並は「改編後のことは改編当日から考えると思います。まずそこに飛び込んで行くんだろうなと思っています。まだなにも想像がつかないです」とコメント。宮司は「これまでの『イット!』は榎並さんと加藤さん(加藤綾子)が作り上げた歴史がありますので、そういったいいものを引き継ぎながら自分のスタイルを確立していきたいです。やる気に満ち溢れているという状況です」と意気込んだ。

 続けて「いろんな方から10月から夕方やるんだね、頑張ってね。見ているよって言ってもらえました。これだけ多くの方々が見てくださっている番組なので、より背筋が伸びる思いがしました。4月からお昼のニュースを読ませていただいていますが、そこで報道の難しさというのを感じるところもありましたので、大丈夫かな? という不安も大きくなっています」と話すと、記者からの自分のスタイルの確立とはどんなスタイルなのかと質問に対しては、「現場に出て行くなかで、自分なりにこういったところを大事にしたいとか、視聴者の人にこれを伝えたいということが見つかっていくと思うので、まだ上手く言語化できる部分ではなかったりしますけど、とにかく自分のテーマとしては、どんな仕事も誠実にひとつひとつ仕事をしていくことです。その先にきっと自分なりのスタイルがあるんじゃないかという気がしています」と自己分析。

 セットも新しくなるが、そんなセットの印象について聞かれた榎並は「『イット!』という看板は変わりませんけど、なにか内容を一新してという自分も身の引き締まる思いがしました。ここにいると10月からの『イット!』という感じの頭になりますので、そういう意味ではすんなり移行できるかなという感じです」と語った。宮司は「もう明るいなというのが第一印象です。なんか温かい気持ちになるような、今後はここが自分の家になってくるわけですので、なんか愛着がすでに沸きつつあるような気がします」と笑顔を見せた。

 取材してみたい現場や事柄について聞かれた榎並は「やはりトップニュースになるものというのは、それは世の関心時がトップになってくる認識なので、そこに向けて一番今日のこれというところの現場に行くのがいいですかね。いつか狙ってこの人にインタビューに行きたいとか、こういう現場に行きたいとかはありますけど、僕の場合はそれがエンタメ系に走っているんですよ。そういう意味ではあんまり行く機会がないのかなと思います。ある種オールラウンドに構えています」と話した。

 宮司は「そのとき視聴者の方々が気になることを取材することは大前提なうえで、個人的にはこれまでスポーツを担当していましたので、スポーツ担当時代と違うスポーツ取材の向き合っていきたいです。例えば大谷選手(エンゼルス大谷翔平)をアメリカで取材してみたいとか、そういった気持ちもあります。ほかにも個人的に考えている社会問題とか問題はいくつかありますので、そういったものを一回で終わるのではなく、きちんと線になるように、点と点をつなげていける取材の仕方をしていきたいです」とアピールした。

 榎並の印象を聞かれた宮司は「わたしはいろいろな榎並さんの仕事を勝手に見ている側として、『バイキング』でのイジられる側にもなれるし、自分で『イット!』の場を回すということもできるし、とてもオールラウンダーな先輩だと思っています。同僚としてはものすごく交流しやすいフレンドリーな先輩で、誰からも好かれる存在だと思います。学ぶところが多いので、一緒に仕事をしながらそういった部分も盗んでいけたらいいと思います」と目を輝かせた。

 これまで番組は前任者の加藤綾子を中心に優しさと共感という雰囲気が溢れてきたそうだが、同期でもある榎並に加藤への思いを聞いてみると「『バイキング』を5年半やったので、報道に戻ってきたのが5年半ぶりだったんですけど、本当に加藤さんを中心にして、すごく優しい空気になっていたというのが印象的でした。すごくいい影響を与えてくれてました。実際に2年間ご一緒しましたけど、どうしても僕はなにか批判一辺倒になってしまうところがあって、そういうときも優しさといいますか共感というか、こういうモノの見方があるんだなというのを本当に近くで教えてもらったので、改めてDNAをしっかりと次の『イット!』に引き継いでいきたい思いです」と答えた。

 宮司は「わたしは『めざましテレビ』で加藤さんが辞められる前に、1年間一緒にお仕事をしていたんですけど、新人の私のことも他愛のない会話でも目を見て向き合って話してくれる大好きな先輩で、とても人として温かい先輩だなというのを感じていました。そういった部分がやっぱり榎並さんがおっしゃったように、番組にも反映されていたと思いますので、優しい空気というのは大切にしながらも、想像力とか人の痛みに寄り添えるように、自分なりのスタイルを築き上げながら『イット!』に関わっていきたいと思っています」とアピールした。

 最後に要望などについては、「『S-PARK』を担当していたときに、結構いろいろやることが多くて、スポーツ初心者だったこともあって勉強でいっぱいいっぱいになっていました。そんなときに先輩の中村光宏アナウンサーが『大丈夫、大丈夫』ってずっと言ってくださったのが、すごく助かったんですよ。わたしはパニックになっているときは『大丈夫』って言ってくださると嬉しいです」と榎並に要求した。

 榎並は「本当に大丈夫だから。ちゃんとSOSを出してくれるんだなというのがよくわかったので、そういうときにはSOSが出る前に、自分も先輩ですから構えて、安心して伝えられるようにと心がけていきたいと思っています。これまでわたしは加藤さんにずっと甘えていた部分もあったので、しっかり役割のバトンを渡して役割を担っていかないとと思っています。すぐ慣れると思いますよ。根詰めすぎて自分を追い込みすぎるところがあるので、ほどほどにしてほしいです」とエールを送った。

次のページへ (2/2) 【写真】宮司愛海アナと榎並大二郎アナの2ショット
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