笑点P「あえて嫌われ役になって…」 三遊亭円楽さん死去に落語家、“弟子”伊集院光が追悼

落語家の三遊亭円楽さんが、30日に肺がんのため亡くなった。円楽さんの訃報を受け、落語家の林家三平やタレントの伊集院光などが追悼のコメントを発表した。

三遊亭円楽さん【写真:ENCOUNT編集部】
三遊亭円楽さん【写真:ENCOUNT編集部】

林家三平「驚きすぎて、悲しみで、言葉が見つかりません」

 落語家の三遊亭円楽さんが、30日に肺がんのため亡くなった。円楽さんの訃報を受け、落語家の林家三平やタレントの伊集院光などが追悼のコメントを発表した。

 円楽さんの訃報に接し、三平は同日、自身のツイッターを更新。「円楽師匠のご逝去の突然の知らせに、驚きすぎて、悲しみで、言葉が見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます。林家三平」とつづった。

 落語家の古今亭菊之丞は、円楽さんとの笑顔で写る2ショット写真とともに「今年の1月ですよ。信じられません。また高座に、笑点のレギュラーにと戻ってくると信じていたのに。博多天神落語まつりでお会いすることを楽しみにしていたのに。くやしい、の一言です」と記した。

 日本テレビの福田博之取締役常務執行役員は、「笑点メンバーの皆さんとともに復帰の日を楽しみにしていましたので、突然の訃報にただただ驚いております。円楽師匠には、なくてはならない存在として本当に長い間番組を支えていただき、感謝の念に堪えません。謹んでお悔やみ申し上げます」とコメント。

 円楽さんが長年出演した日本テレビ「笑点」の福田一寛プロデューサーは、「これまで何度も病気を乗り越えられ、不死鳥のように復活されてましたので、今回も、いつかは笑点の舞台に復帰されると信じておりましたが、その願い叶(かな)わず本当に残念です。時には厳しく、あえて嫌われ役になって番組を支えていただき感謝の念に堪えません。安らかにお休みください」と追悼した。

 また、伊集院は所属事務所を通じてコメントを発表。全文は以下の通り。

「17歳の時に、学校にも行かずふらふらしていた時分に、師匠に拾っていただき、人間にしてもらいました。その後、僕は古典落語の道を諦め、紆余曲折あったものの『お前が俺を尊敬してるうちは弟子を名乗ったらいいさ』と温かい言葉をいただき、師弟関係を続けさせていただきました。ここ数年は、円楽伊集院二人会を開催するなど、夢のような時間を過ごすことができました。

『回復したら博多と札幌でまたやろうぜ』と約束していたのに、この文章を大人としてきちんとした定番の追悼の言葉でしめるべきなのでしょうが、頭の中が整理できず、まとめることができません。もう少し心の中で師匠と会話してから、いろいろ話させてください」

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