“SNSのフェチ天使”くりえみが経営者になった理由 大人に支配されないための自己プロデュース

花火大会と音楽ライブが融合したイベント「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」が10月1日に茨城県・大洗町で開催される。同花火大会にはMCとして“SNSのフェチ天使”くりえみと、“ホスト界の帝王”ROLANDが出席。くりえみに同花火大会の見どころや、自身が展開する「自己プロデュースでどこまで最強になれるか」という活動の内容について聞いた。

「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」でMCを務めるくりえみ【写真:ENCOUNT編集部】
「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」でMCを務めるくりえみ【写真:ENCOUNT編集部】

10月1日開催「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」でROLANDとMC

 花火大会と音楽ライブが融合したイベント「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」が10月1日に茨城県・大洗町で開催される。同花火大会にはMCとして“SNSのフェチ天使”くりえみと、“ホスト界の帝王”ROLANDが出席。くりえみに同花火大会の見どころや、自身が展開する「自己プロデュースでどこまで最強になれるか」という活動の内容について聞いた。(取材・文=石井宗一朗)

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「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」は、歴史ある大洗海上花火大会(茨城県)とアーティストによる音楽ライブが融合したイベント。有料席をふるさと納税の返礼品として販売し、テントや飲食物などを持ち込み、さまざまな観覧体験を楽しむことができる、新しい花火エンターテインメントだ。

 打ち上げ数は過去最多の約6000発。AK-69、AliA、DOBERMAN INFINITY、et-アンド-、Novelbright、大野雄大(fromDa-iCE)、木梨憲武といった豪華アーティストがパフォーマンスを披露する。

 ◇ ◇ ◇

――「大洗海上花火大会」で司会進行を担当されます。意気込みは。

「これだけ出演者さんも豪華で、規模の大きい花火大会でのMC。最初、詐欺みたいなのに引っかかって、『うそつかれてるのかな』『ドッキリかな』って思いました(笑)。でも本当に光栄なことだと思うので、精一杯がんばりたい。見てくださっている方たちに最大限楽しんでもらえるように、MCで盛り上げていきたいなと思います」

――「大洗海上花火大会」の見どころは。

「すごく新しいなと思うのが、ふるさと納税を使って、その返礼品でというところ。今まで聞いたこともなかったですし、新しい試みだと思いました。そういった意味でも、新しい花火大会の常識だったり、楽しみ方をたくさんの方に知ってもらえたら。ふるさと納税と音楽ライブを掛け合わせるというのを最初聞いたときは、『どういうことなんだろう?』と思ったんですけど、やっぱりその『どういうことなんだろう?』っていうのが、来年、再来年と続く中で、良い意味での“当たり前”になっていったら、すごくおもしろいことが、これからもたくさんできるんじゃないかなと思います」

――司会進行にはROLANDさんもいらっしゃいます。どのような印象を持たれていますか。

「ROLANDさんが出されているブランドの洋服を日頃から着させてもらっていますし、ご一緒できてとてもうれしいです。同時に、かなりインパクトのある方なので、一緒にMCをしたときにどうなるのかが想像できない(笑)。でも想像ができていないからこそ、本番でどういうMCになるのか楽しみです」

――“花火大会”について特別な思い出はありますか。

「好きな人と花火大会に行って、とっても楽しかったんですけど……。帰りにタクシーが捕まえられなくてむちゃくちゃ歩きました(笑)。花火大会はたくさんの方が見に来られるので帰りが大変。その日は夜中に1時間半ぐらいかけて、歩いて帰りました。かなりしんどかったです」

――彼と“摩擦”は生じませんでしたか。

「そのときは一瞬険悪になったんですけど、長い目で見たら、それも良い思い出だなと(笑)」

自己プロデュース開始から4年半「手応えしかないです(笑)」【写真:ENCOUNT編集部】
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「自己プロデュースでどこまで最強になれるか」に挑戦

――「自己プロデュースでどこまで最強になれるか」に挑戦していらっしゃいます。始めたきっかけを教えてください。

「私は自己ブランディングみたいなところで、動画や画像の制作であったり、クリエーティブな部分でのこだわりが強いんです。自分自身をブランディングすることに長けているという自負もあった。芸能という場所の中で、YouTuberさんだったりとか、ここ数年で“個”が強くなってきている。そういう時代だからこそ、自己プロデュースでどこまでやれるのかを試したくなりました。スタートしたのは4年半ほど前です」

――手応えはありますか。

「手応えしかないです(笑)。でも1人でやってきて、いつも正しい選択ができたわけではないので、軌道修正してくれる大人のサポートは必要だと思っています」

――具体的な自己プロデュース方法は。

「最初コスプレからスタートして、グラビアもやりました。今は起業して、商品のプロデュースだったり、美容皮膚科のコンサルなどやりたいと思ったことは何でもやるようにしてます。それでいうと、ROLANDさんとちょっと近いのかなと思っていて、ホストという本職があって、そこからいろいろな事業をやられている。同じ志を感じる部分があります」

――タレント活動に加えて会社経営もされています。なぜ起業しようと思ったのでしょうか。

「自己プロデュースって何だろうと突き詰めて考えたときに、それが“経営”でした。自己プロデュースは芸能でいうと、“大人たちに支配されないで自分自身の意思を持つ”ことだと思っています。大人からの意見をすべて突っぱねるのか、と言われるとそうじゃない。自分の意思を大事にして、そこにクリエーティブもってくるということ。それって会社の経営、マーケティング、ブランディングにひもづくところがある。そこを突き詰めた結果、その先にあるのは“経営”なのかなと思いました」

――記者会見のMCも務めました。

「とても難しかったです。『みなさんの話を妨げないようにしなきゃ』といった、普段とは違う緊張感がありました。今まで自分がひな壇にいるときは、好きなときに好きなことを話してたんですけど、誰かがフォローしてくれて、MCの方が話の軸を戻してくれていた。その役を自分でしなければいけないんですけど、そういった経験がほとんどなくて……。バラエティーと記者会見のMCでは違う部分もあって、そこが難しくもありおもしろいところ。今日(9月20日)の反省点を生かして、また別の記者会見でもMCに挑戦してみたいです」

――今後の展望や目標を教えてください。

「最近までMCの仕事とは無縁の生活を送っていました。でも今年に入ってから、進行役やオーディション審査員をやらせてもらえる機会が増えた。今までとは違ったところでも、しっかり回せて、チャンスをつかめるように勉強していきたいです」

――ファンの方へのメッセージをお願いします。

「芸能でいうと約10年ぐらいやらせてもらっていて、いろんなブランディングを変えに変え、七変化してる私なんですけど、今回もまた新たな挑戦ということで温かく見守っていただけたら幸いです。実際に来て、一緒に同じ空間を楽しんでもらえたらさらに良いと思うので、ぜひぜひ10月1日『大洗海上花火大会』に来てもらえたらうれしいです」

□くりえみ SNSのフェチ天使として注目度が急上昇中のマルチタレント。そのセルフプロデュース能力は抜群で、インスタグラムのフォロワー数は100万人を突破。日本だけにとどまらず、中国、台湾など海を越えて活躍中。

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