藤間爽子&山崎樹範、川口春奈主演「silent」に出演決定 藤間はフジドラマ初出演

女優の藤間爽子と俳優の山崎樹範が、10月6日スタートの木曜劇場「silent」(午後10時、初回15分拡大)に出演することが29日、分かった。藤間がフジテレビ系ドラマに出演するのは今回が初となる。

木曜劇場「silent」に出演する藤間爽子、山崎樹範【写真:(C)フジテレビ】
木曜劇場「silent」に出演する藤間爽子、山崎樹範【写真:(C)フジテレビ】

“同級生”川口春奈と共演「プライベートでもたまにご飯へ」

 女優の藤間爽子と俳優の山崎樹範が、10月6日スタートの木曜劇場「silent」(午後10時、初回15分拡大)に出演することが29日、分かった。藤間がフジテレビ系ドラマに出演するのは今回が初となる。

 完全オリジナルとなる本作は、川口春奈演じる主人公の青羽紬が、本気で愛するも別れることになってしまった高校時代の恋人・佐倉想(目黒蓮)と8年の時を経て偶然の再会をはたし、そこに待ち受けていた現実と向き合いながらも、寄り添い、乗り越えていこうとする姿を丁寧に描いていくラブストーリー。今を生きようとしている女性と、障がいを患ってしまったことで自分と向き合えず別れを選んでしまった青年。音のない世界でもう一度“出会い直す”ことになった2人と、それを取り巻く人々が織り成す、せつなくも温かい物語だ。

 藤間が演じるのは主人公・紬の高校時代からの親友・横井真子(よこい・まこ)。紬とは高校卒業から10年近くがたった今でも、よく食事に行ったりするなど、良き理解者の1人、そして、同じ学校に通っていた想と戸川湊斗(とがわ・みなと/鈴鹿央士)のこともよく知る人物だ。さっぱりした性格からか、思ったことを遠慮無く口にすることも多い一方で、高校時代には、想に思いを寄せていた紬のことを、さりげなく支えてあげるなど、細やかな気遣いができる一面もある。

 山崎が演じるのは、紬や想、湊斗が通っていた高校の教師であり、現在はフットサル場を経営している古賀良彦(こが・よしひこ)。教師だったときには想や湊斗も所属していたサッカー部の顧問を勤めており、今でもその当時の教え子たちと連絡を取り合うなど友人のような関係を続けている。そんな古賀は学生時代の紬と想を冷やかしながらも、初々しい2人の恋愛を応援していた1人でもある。

山崎樹範「生半可な気持ちで参加してはいけない作品」

 以下は藤間爽子、山崎樹範のコメント。

○藤間爽子

「これまで自分が出演したことのないような作品だったので、とてもワクワクしました! 『silent』という題名から受ける印象とは正反対に、プロデューサーの村瀬さんを始め、監督やスタッフの皆さんから、作品への熱い思いやこだわりを、ひしひし感じました。わたしもぜひ、この作品の一部になりたい! という熱い思いで、撮影に臨んでおります。台本を読んだとき、まるで砂がこぼれ落ちてしまいそうな、言葉の一粒一粒を必死に手ですくっているような、不思議な感覚に陥りました。さまざまな愛の形を、繊細にかつ丁寧に描かれていて、少し切ない気持ちにもなりました。

 今回はラブストーリーでありながらも“手話”もテーマに話が進んでいきます。“言葉”と“手話”、この2つが、物語をどう進めていくのか、私自身もとても楽しみです。真子という役は、一見サバサバしていて、自由奔放な性格でありながらも、実は誰よりも大人で、みんなのことを1歩引いて見てあげることのできる、気遣い屋さんで心優しい子だと思いました。紬とは学生時代からの親友。また想と湊斗とも青春を共に過ごしてきた同級生。うわべなところではなく、ダメなことはダメだとしっかり紬に言ってあげられるような、深いところで紬とつながっていられる理解者でありたいと思いました。

(川口)春奈と私は、紬と真子同様、実際に同い年で本当の同級生。プライベートでもたまにご飯へ行ったりする仲なので、撮影中も終始、女子トークが繰り広げられています(笑)。2人の空気感は、もしかしたら役作りをしなくても、リアルな2人の関係性が生み出してくれるような気がしています。そして春奈も私もフレンチブルドッグを飼っており、溺愛しているので(柄も同じ)、ワンコトークは欠かせないです! 今年も残りあと数か月となり、この放送が終わる頃には2022年もあと少し。たくさんの方にこのドラマを見ていただき、たくさん泣いて、たくさん笑って、最後はあたたかい気持ちになって年を明けてほしいと思います。たくさんの方に愛していただける作品になりますように。頑張ります」

○山崎樹範

「台本を読んですぐに、これは生半可な気持ちで参加してはいけない作品だと思いました。誰かの幸せを願うときに自分が不幸になってしまうとしたらどうするか? 誰も悪くないのに誰かが傷ついてしまうとしたらどうするか? かなり難しい作品です。そしてそれだけにやりがいがあります。真摯(しんし)に向き合いたいと思います。私の演じる古賀先生は、卒業してからも生徒たちとつながっている、良く言えば友達のような、悪く言えば少しなめられているような(笑)、そんな先生です。主人公の紬をはじめ3人のことを学生のころから知っている先生として、どんな境遇であろうと、それぞれがどんな思いでいようと誰か1人に肩入れせずに皆に平等であろうと心がけています。

 実は撮影初日に鈴鹿さんとのシーンがあったのですが、めちゃくちゃ緊張してしまいました。そろそろベテランと呼ばれる年齢なのに……。初めましての鈴鹿さんや、初めましてのスタッフさんが多い中、なんとか緊張しているのがバレないように必死に振る舞っていましたが、今思えばどう考えてもバレていたと思います。なぜなら緊張がバレないように必死に振る舞っている人って明らかに挙動不審ですから。そして『silent』という作品を、何が正解なのか? どうすればみんなが幸せになれるのか? ぜひ一緒に考えながら見ていただきたいと思います。そして友達やパートナー、大事な人と話していただきたいと思います。私も最後にどうなるかまだ知りません。共に若者たちの精一杯を見守りましょう」

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