格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.38」（9月25日・さいたまスーパーアリーナ＝ABEMAで全試合完全生中継）第2試合、RIZIN MMAルール：5分×3R（66.0キロ）

　鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）が萩原京平（SMOKER GYM）に2R2分14秒、裸絞めで一本勝ちした。

　鈴木は2021年11月に行われた「RIZIN TRIGGER 1st」の山本空良戦、22年3月に行われた「RIZIN LANDMARK vol.2」の平本蓮戦での勝利に続き、3連勝となった。

　1R、お互いローキック主体で攻める穏やかなスタート。萩原は執拗にカーフキックを打ち鈴木の前足にダメージを与えていた。

　2Rではグラウンドの攻防が繰り広げられた。萩原の打撃に対し、カウンター気味にタックルに入るとそのままテイクダウン。他にもバックを奪うと裸絞めを狙いつつ、マウントポジションに転換。そして最後にはパウンドを浴びせ、首に隙が見えたところで再度裸絞めを仕掛け、タップアウトを奪った。

　試合後、鈴木は「どうもみなさん、僕は格闘技界に新時代を作りにきました！　俺の夢についてこいよ」とマイクした。

　ハワイ会見から因縁があった両者。萩原が会見の場で鈴木の“ママ活”問題をいじり、タジタジになりながらも応戦していた。その後も萩原は格闘技以外のトピックで鈴木を“口撃”。鈴木はなんとかかわしながらも、爆発寸前だった。

　前日公開計量では、萩原が鈴木を挑発。デコとデコを突き合わせ、一触即発の展開に。普段笑顔が印象的な鈴木も珍しく険しい表情をしていた。