尾上松也、学生たちの“悩み相談”に全力エール「思いっきり悩んでたくさん失敗して」

俳優の尾上松也が25日、都内で行われた映画「バッドガイズ」(10月7日公開)公開記念学生試写会に登壇した。当日はタレントのファーストサマーウイカも登壇し、同作をアピールした。

映画「バッドガイズ」公開記念学生試写会に登壇した尾上松也【写真:ENCOUNT編集部】
映画「バッドガイズ」公開記念学生試写会に登壇した尾上松也【写真:ENCOUNT編集部】

映画「バッドガイズ」をアピール

 俳優の尾上松也が25日、都内で行われた映画「バッドガイズ」(10月7日公開)公開記念学生試写会に登壇した。当日はタレントのファーストサマーウイカも登壇し、同作をアピールした。

 同作の日本語吹き替えでミスター・ウルフ役を務めた尾上は「非常にテンポのいい作品。吹き替えを担当した皆さんと一緒に収録できたわけではないので、どれだけ空気感を出せるかというのがね。チームですからね。出来上がるまでは不安な部分もありましたね」と収録を振り返り、タランチュラ役を務めたファーストサマーウイカは「この間の舞台あいさつが初めて全員勢ぞろいだったのですが、ソロプレイの収録だったので、出来上がるまでの不安はあったんですけど、実際に会うと皆さんの個性が強かったので、またそろってやれるといいなと思いました」と話し、笑顔を見せた。

 また、ウイカは「タレントさんがやられるパターンなので、いろいろ言われることがあると思うんですけど、一応オーディションがありました。そのなかでも日本版のオリジナリティーを出さなきゃいけないので、皆さん責任感の元でやらせていただいていると思うんです。私は完成を聞いている状況でやらせていただいたんですけど、(皆さん)うまくて……」と話すと、松也は「それぞれの魅力をすごい生かしている。その中でも、一番テクニックとうまさを感じられたのはウイカさんでした」と絶賛していた。

 イベントでは学生たちが自身の悩み事を登壇者にぶつけていた。「やりたいことが決まってない」という高校1年生の悩みについて松也は「僕は5歳から初舞台を踏んで、中学3年はお休みをいただいた。高校1年で復帰したんですけど、歌舞伎をやり続けるつもりはなかったんです。そのころハリウッド映画にハマったんですけど、なんでもいいからアメリカで役者できたらいいなと思ったんです。アメリカで役者さんになるとき、歌舞伎は武器になるなということで復帰させてもらったんです。でも気付いたらやっぱり歌舞伎が好きで、いつの間にかアメリカに行きたいのを忘れました。いろんな経験をして、自分が何をしたいか見つかっていくと思う。やりたいことがなかったらいろんなこと試せるチャンスだと思う」と熱弁して回答した。

 最後に松也は「僕も学生時代は悩むことはたくさんありましたけど、大人になってそういうのがなくなるのかなと漠然と思っていましたが、なくなりません。悩みはずっとある。悩みがあったり、壁がないと面白くないじゃないですか。それを乗り越えたりクリアしていくことでいろんな経験や幅が広がっていくんじゃないかな。そこから何が学べるかが一番大切。学生時代ほどいい意味で無責任で自由で楽しい時期はないと思うので、思いっきり悩んでたくさん失敗して、大人になったときに後悔のない学生時代を送っていただければと思います」と学生たちにエールを送った。

 同作は、アーロン・ブレイビーの児童書にしてニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たした同名コミックが原作の長編アニメ映画。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団“バッドガイズ”が史上最大の犯罪をもくろむ。

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