静岡県で大人気のタレント久保ひとみ（52）が、立て続けに日本テレビ系全国ネットゴールデン帯の番組に出演する。21日放送の特番「新冒険ラストベガス」（午後7時～9時）と28日放送の「上田と女が吠える夜 2時間SP」（午後9時～10時54分）で、久保も「急展開でビックリです」と話している。

「新冒険ラストベガス」は、結末が分からないことに挑む冒険考察バラエティー。今回はお笑いコンビ、トム・ブラウンのみちおが鹿児島県指宿市からスタートし、日本全国に暮らす芸能人・元芸能人を探し当て、サイコロを振ってもらう企画。その出た目の数だけすごろくのマス目を進み、日本縦断を目指す中、静岡市内の聞きこみでたどり着いたのがフリーアナウンサーの那須洋子だった。しかし、那須は「私よりすごい人がいる」と言い、久保にコンタクト。当日の8月30日、Daiichi-TV（静岡市）のレギュラー番組「まるごと」に生出演のため静岡駅に降り立つと、「新冒険ラストベガス」のロケ隊が待っていたという。

「ガチで急に連絡が来て驚きました。なので、業務提携しているワタナベエンターテインメントさんにも、Daiichi-TVさんにも事後報告で、静岡駅前（南口）でみちおさんと台本なしのやり取りをしました。最後に私の最高月収を聞かれ、さすがに戸惑いました。でも、言わないわけにもいかない状況になりまして……」

「上田と女が吠える夜 2時間SP」は、さまざまな「あるある」をお笑いコンビ、くりぃむしちゅーの上田晋也と、レギュラー女性陣のMEGUMI、いとうあさこ、ファーストサマーウイカとゲストで笑いに変換していくトークバラエティー。今回は、結婚を機に静岡県内に移住したフリーアナウンサーの岡副麻希が「静岡でテレビを見ていると頻繁に出て来る人」「私はこのポジションを狙いたい」と振り、久保が登場する流れになっている。

　久保は上田をはじめ、バラエティーの達人たちと渡り合っていく中、ある「技」を披露している。収録を終えた興奮気味に言った。

「以前、『情報ライブ ミヤネ屋』の代打MCを務めたことはありますが、全国ネットのバラエティー番組でスタジオに呼ばれたのは初めてで、ド緊張でした。ただ、皆さんがものすごく盛り上げてくださり、私が長年、培ってきたこともやらせていだだきました。多くの方々に見ていただけるとうれしいです」

　浜松市生まれの久保は1996年から、日本テレビ系のDaiichi-TV情報バラエティー「まるごと」に出演。明るく、親しみやすいキャラクターで老若男女に支持されている。静岡県内で契約のCMは14本。街中を歩いていると「久保ちゃん」と声を掛けられ、喜んだサラリーマンたちから胴上げされたこともある。著名人からも人気で、静岡県内に別荘がある桑田佳祐、同県出身の広瀬アリス、すず姉妹、磯村勇斗、田中道子らがファンを公言。2016年9月、久保が日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に代打MCとして出演した際は、広瀬姉妹がツイッターで反応。MCの宮根誠司には、その風貌から「静岡から来たアホの坂田（坂田利夫）」といじられ、番組内で坂田と共演して話題になった。

　その後も「火曜サプライズ」「ZIP！」「幸せ！ボンビーガール」「行列のできる法律相談所」、テレビ朝日系「ノブナカなんなん？」などに出演。今回は立て続けの全国ネット番組出演になり、「静岡の久保ひとみ」が、広く知られる機会になりそうだ。

□久保ひとみ　1969年（昭44）10月19日、浜松市生まれ。浜松商高―常葉学園短大卒。幼稚園教員を1年で退職し、刺激を求めて大阪へ。FMラジオのリポーターなどを経験後、故郷に戻り、静岡県内でのタレント活動を開始。Daiichi-TV「まるごと」、K-mix（静岡FM）「らじコン」にレギュラー出演している。16年9月15日に代打MCを務めた日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」は、久保の出演で静岡地区の視聴率が急上昇。平均世帯視聴率で14.2％（ビデオリサーチ調べ）、瞬間最高視聴率は18.0％だった。19年1月から、ワタナベエンターテインメントと業務提携契約。