宮脇咲良が涙の抗議 LE SSERAFIMのドキュメンタリー動画が波紋…“対立構造”に疑念も

元HKT48で元IZ*ONEの宮脇咲良が所属する5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM(ル・セラフィム)のデビューを記録したドキュメンタリー動画が熱い議論を巻き起こしている。所属するHYBE LABELSのYouTube公式チャンネルを通じて計4本のドキュメンタリー動画「LE SSERAFIM - The World Is My Oyster」が17日午後8時に突然公開された。動画はLE SSERAFIMのメンバー選定からグループ結成、デビューまでの道のりを映画のようなクオリティーで追っている。

宮脇咲良【写真:ENCOUNT編集部】
宮脇咲良【写真:ENCOUNT編集部】

最終メンバーから脱落 「ハルカ」の復活を望む声も

 元HKT48で元IZ*ONEの宮脇咲良が所属する5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM(ル・セラフィム)のデビューを記録したドキュメンタリー動画が熱い議論を巻き起こしている。所属するHYBE LABELSのYouTube公式チャンネルを通じて計4本のドキュメンタリー動画「LE SSERAFIM – The World Is My Oyster」が17日午後8時に突然公開された。動画はLE SSERAFIMのメンバー選定からグループ結成、デビューまでの道のりを映画のようなクオリティーで追っている。

「EPISODE 01」(第1話)には、昨年8月27日に宮脇が日本の成田国際空港から韓国の仁川国際空港に到着した場面が登場しており、「10年アイドルをやってきたんですが、またこの会社(HYBE)に来てデビューすることってすごく欲張りじゃないですか。その年でなんでまたデビューするの? 何がしたいの? そう思うかもしれないですが、それでもやりたいことを全部やってみたいし後悔したくない」と話す宮脇の姿を映し出している。宮脇にとってHYBE入りが並々ならぬ決意だったことが分かる。

 ファンが特に注目しているのは「EPISODE 03」で登場したHYBE側とメンバーの会議の場面。アーティストマネージメントチームのチーム長がメンバーに向かって「アーティストが活動する際に必要な自己管理が重要だが、管理が100%ではなかった。自己管理は自分でやらないといけない」と体型・体重管理を求めたところ、宮脇は「私は本当に悔しい。本当に私たち、こんなにすごくしんどかったのに、こんなことでストレスを受けたくないです。そういう部分で悪く言われてつらそうにしていたメンバーの姿をたくさん見てきた」と涙ながらに訴えると、現リーダーのキム・チェウォンも「サクラが言ったようにわだかまりを持ったりすることではないし、自分のためにやるわけなのでそれは関係ないと思います」と自分の意見を述べた。再度、宮脇は「自分が太ったかなって思ったときはサラダを頼んでくださいって言っていた」と各自で判断できるとの立場を明かした。ホ・ユンジンは「意志がないといけないと思います。チームのために」と目を伏せた。この後にHYBEの女性管理職が「チーム内でたくさん話し合うべき。頻繁にそうしてほしい」と体型管理に対するメンバー相互のさらなる協力関係を求めた。

 この会議ではダイエットを迫る会社側の姿勢とそれに対するメンバーの悔しさがクローズアップされており、K-POPウォッチャーからは「K-POPの女性アイドルはやせ過ぎではないか」「健康は保てるのか」といった声が上がっている。さらには、男性管理職VS女性アイドルというとても分かりやすい対立構図をなぜわざわざ一連のドキュメンタリー映像の中に取り入れたのか、という疑問すら出ている。HYBEに所属するBTSは昨年7月9日に公開した「Permission to Dance」公式動画の中でさまざまな体型の人たちを登場させて、社会や他人が決めた理想的な体型に左右されない「ボディポジティブ」の考え方を広めた。こうしたことからアイドルの体型管理に対し過剰な干渉をすべきではない、といった価値観はHYBE社内でも共有されているはずなのだが……。

 ただ、このドキュメンタリーの全体を通して描かれているのはデビューメンバーの努力と涙だ。長時間汗だくになってダンスの練習を続けてフロアに倒れ込んだり、うまく踊れなくて涙があふれ出たり。デビューとはこんなにも過酷なものなのか、といった厳しい現実がひしひしと伝わってくる。「何も恐れない」というグループのコンセプトはメンバー自身の思いを込めたもので、体型管理も結局は自身の意志が大切ということが言いたかったのかもしれない。

 一方、ドキュメンタリーの「EPISODE 01」には宮脇やホ・ユンジンらと一緒に練習に励む「ハルカ」という名の女性が登場している。残念ながら最終メンバーには選ばれなかったが、「ハルカ」については、ボーイズグループ・ENHYPENを輩出したサバイバルオーディション番組「I-LAND」の第2弾となる女性オーディション「I-LAND 2」への出場が取りざたされている。“ハルカ復活”となるのか今後、関心が集まりそうだ。

次のページへ (2/2) 【動画】宮脇咲良が涙で抗議するドキュメンタリーの公式動画
1 2
あなたの“気になる”を教えてください