マーティン・フリーマン主演の英BBCドラマ、著名人の絶賛続々 ハリー杉山、水谷修ら

「スターチャンネルEX」で全話独占配信中のマーティン・フリーマン主演の最新英国ドラマ「レスポンダー 夜に堕ちた警官」(全6話)は、「BS10 スターチャンネル」で19日から独占日本初放送が始まる。今回、ドラマを全話鑑賞した各界の著名人から絶賛&マーティンへの応援コメントが到着した。

「レスポンダー 夜に堕ちた警官」に主演のマーティン・フリーマン【写真:(C)Rekha Gartonc 2021 Dancing Ledge Productions】
「レスポンダー 夜に堕ちた警官」に主演のマーティン・フリーマン【写真:(C)Rekha Gartonc 2021 Dancing Ledge Productions】

「レスポンダー 夜に堕ちた警官」 「BS10 スターチャンネル」で19日から独占日本初放送

「スターチャンネルEX」で全話独占配信中のマーティン・フリーマン主演の最新英国ドラマ「レスポンダー 夜に堕ちた警官」(全6話)は、「BS10 スターチャンネル」で19日から独占日本初放送が始まる。今回、ドラマを全話鑑賞した各界の著名人から絶賛&マーティンへの応援コメントが到着した。

 本作は、警察への通報に初期対応する“レスポンダー”の任務に就きながら、麻薬の売人と関わり、自らの精神と家族を危機に追い込んだ夜勤巡査の5日間をスリリングに描くハードコア警察ドラマ。主演のマーティンが「SHERLOCK/シャーロック」や「FARGO/ファーゴ」、「ホビット」シリーズなどで見せたこれまでのイメージを覆すような、型破りであると同時に心に闇を抱えた警官を演じ、新たな魅力を発揮している。元レスポンダーの小説家が自らの経験を基に脚本を手掛け、リヴァプールの緊急通報の現場と警官の苦悩をリアルに描き、英BBCで放送され大ヒットしている。

 著名人も続々ハマり出している。タレントのハリー杉山は「さすがBBC。さすがマーティン・フリーマン。悪夢から抜け出せないマーティンにノンストップでくぎ付け」と明かし、「教場」シリーズなど警察小説を多く手がける作家の長岡弘樹は「なんと過酷な物語だ。外勤警察官の抱える“しんどさ”をここまで容赦なく描いたドラマが、他にあっただろうか」、さらに「震える牛」などの「警視庁捜査一課継続捜査班・田川信一シリーズ」を手がける作家の相場英雄は「創作で重要なのはいかに主人公をいじめて読者(視聴者)をひきつけるか。この点を鑑みると本作は異様なほどいじめ抜く。M気質の視聴者は震えるほどハマるだろう」と夜勤巡査の過酷さを容赦なく描いたストーリーについて絶賛する。

“夜回り先生”こと水谷修は、「夜の世界で生きる私にとって、重い作品でした。夜の世界を1人で歩く私にとって、昼の世界の正義は通用しません。思わず自分の姿を重ね、考えさせられる素晴らしい作品です」と本作で描かれる夜の世界と自身を重ね合わせたコメントを寄せ、精神科医の名越康文は「皆いやになるほどの混乱を抱えながら、自分の人生のヒーローになることを夢見ている。それが可能であることを、このドラマは教えてくれる」と、葛藤の先にもどこか希望を予期させるようなコメント。

 続いて、大のマーティンファンという通訳者の川合亮平は「約20年前にBBCドラマ『The Office』のティム役でブレークしたマーティンが、今も第一線で活躍し続けるその理由の1つは“あくなきチャレンジ精神”。マーティンの役者魂を見た。思ったよりダーク、でも、思った以上に面白かった!」と本作で見せるマーティンの演技をたたえた。映画評論家の松崎健夫は「警察を舞台にした物語は、事件を解決するためにあるとは限らない。このドラマが描くのは、己の人間関係に翻弄されながらも、家族の絆を取り戻そうとする“ある男”の物語だからだ」。

 さらに、犯罪ジャーナリストで元神奈川県警刑事の小川泰平は「犯罪多発地域で薬物犯との関わりなどリアリティーある展開が繰り広げられる。型破りに見える警察官であるが人情味もある。非常にテンポの良いドラマである。一見の価値あり!」と物語のリアルさに触れ、ブロードキャスターのピーター・バラカンは「イギリスではルールは曲げるためにあるもの。秩序を守る警察も、自分たちの行動を司るルールを曲げざるを得ない時があります。皆のための正義は果たして可能なのか。この極めてリアルな話でリヴァプールという街の人間臭さが大きな存在です」とイギリスの倫理観に切り込み、リヴァプールの存在感についても賛辞を送っている。

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