格闘技イベント「超RIZIN」（25日・さいたまスーパーアリーナ＝ABEMAで完全生中継）に出場する“ムエタイミライモンスター”吉成名高（エイワスポーツジム）がバンダサック・ソー・トラクンペット（タイ）をKOすると豪語した。

　吉成は日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者。7月には、タイ国プロムエタイ協会フライ級＆WPMF世界フライ級の二冠を奪取し、21歳にしてムエタイ界の至宝と呼ばれている。

　RIZINには参戦から5戦5勝。ポスト那須川天心の呼び声も高い。

　吉成は「RIZINに出てから街で声をかけてくれる方が増えた。名高の肘ありの試合が面白いと言ってくださる方が増えたのは嬉しい。ムエタイの強さのわかりやすい試合をしなきゃいけない」と自覚を口にした。

　世界配信される超RIZINで迎える試合。「メイウェザー選手とか未来選手の試合があって世界でも配信させる。その試合に呼んでもらえたのは光栄。その意味もわかっているので、ムエタイを体現する試合を見せたい。面白い試合を見せてフィニッシュする。いい練習もできているのでフィニッシュできる」とフィニッシュへの意欲をのぞかせた。

　今後の立ち技打撃格闘技をけん引していく存在。「天心選手、武尊選手が格闘界の第一人者として活躍しているのを見て、その選手が1人いなくなってしまったのはキックボクシングにとってはマイナスなこと。自分だったり新しい選手が活躍することで、まだまだキックボクシング、ムエタイが面白いんだなというふうに思ってもらえるようにならないといけない」と自覚も十分だ。

　パンダサックの研究にも余念がない。「1ラウンドから結構来ると思うんですが、自分のスピードと技術が生きてくる。どういう流れになっても最後合わせるイメージはできている。KOにこだわってやりたい」と試合展開を描いた。

　朝倉未来―フロイド・メイウェザーのエキシビションマッチが注目の超RIZINだが、吉成が世界をアッと驚かせるかもしれない。

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