女優でモデルの飯豊まりえが9日、都内で行われた映画「夏へのトンネル、さよならの出口」初日舞台あいさつに、ダブル主演の鈴鹿央士、共演の畠中祐、小宮有紗、小林星蘭、メガホンをとった田口智久監督とともに登壇した。

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　心に秘めた想いを抱え、ほしいものが手に入るという不思議なトンネル“ウラシマトンネル”に足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。ほしいものを手に入れるために“ウラシマトンネル”を探検する主人公・塔野カオルを本作で声優初挑戦となった鈴鹿が演じ、カオルと共同戦線を結びともに“ウラシマトンネル”に挑む転校生・花城あんずを飯豊が演じる。

　公開初日を迎えた感想を求められた飯豊は「アニメの舞台あいさつって慣れてなくて緊張しています。プロの声優さんのみなさんに挟まれて立たせていただいているので、緊張を噛み締めています」と打ち明け、「見てくださったみなさまの目がすごく優しくて、なかなか映画を見に行くのも大変な中で、こうやって足を運んでくださって、一人ひとりに『どうでしたか？』って聞きたいような、どんなを風にこの映画を感じていただいたのかなと気になります」と吐露した。

　また、本作のタイトルにちなみ、この夏の思い出を聞かれると、小林は人生で初めて1人で海に行ったことを明かし、「えっ、危ないよ」と心配する飯豊を横目に、小林は「夏休みが始まった頃に、ぼーっとしていたらお昼にふと“海に行きたい！”と思って、泳げないので泳ぐ目的ではなく見る目的で、1人で電車に乗り、海を見に行きました」と告白。

　夏の思い出はほかにもいろいろあるそうだが「海に行くまでの道がひまわり畑になっていて、景色がすごくきれいで、（本作の）ポスターにもひまわりがあるって思ってこの話にしました」と声を弾ませると、飯豊は「私は1人で（海に）行ったことがないんですけど、星蘭ちゃんをすごく小さいときから見てるから心配で…。1人で大丈夫だったかなって（笑）」と姉目線でコメント。小林は「大丈夫でした。迷子にならずに帰れました」と笑顔で語った。

　同じ質問に、ドラマの撮影で多忙だったという飯豊は「お休みができたときに友人とお茶をして、プリクラって学生以来撮ってないねって話になり、プリクラを久しぶりに撮りに行きました」と明かし、「今のプリクラの機能がすごくて、顔がすごくきれいになるんですけど、それで笑いながらいい思い出になりました。4人で撮ったんですけど、美人系の顔を選んだら、みんなの顔がシュッとして、目が大きくて、肌が真っ白になって、みんな同じ顔みたいになって（笑）。それもいい思い出です」と楽しげに語った。