リーダーが後輩たちに託す思い STU48矢野帆夏×沖侑果が語る「MiKER!」の“未来”
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・矢野帆夏は、9月23日をもってグループを卒業する。コンビ「ぽの」を組むドラフト3期生・沖侑果を対談相手に迎えたインタビュー第2弾のテーマは、所属する課外活動ユニット「MiKER!」。最愛のメンバーたち、ユニットの今後について、トークは熱を帯びた。
【対談#2】矢野帆夏と沖侑果が語る「MiKER!」メンバーとユニットへの思い
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・矢野帆夏は、9月23日をもってグループを卒業する。コンビ「ぽの」を組むドラフト3期生・沖侑果を対談相手に迎えたインタビュー第2弾のテーマは、所属する課外活動ユニット「MiKER!」。最愛のメンバーたち、ユニットの今後について、トークは熱を帯びた。(取材・文=小田智史)
――矢野さんは6月30日の「MiKER!」公演で卒業を発表しました。リーダーの卒業は、同じユニットのメンバーとして寂しさもひとしおだったと思います。
沖侑果(以下、沖)「もちろん私もですけど、『MiKER!』のメンバー、特に卒業を事前に知らなかった2期生は泣いていました。りこち(工藤理子)とかはすごく悲しんで」
矢野帆夏(以下、矢野)「りこちは発表したとき(の公演)に出ていなかったけど、すごく悲しんでくれた」
沖「1期生・ドラフト3期生は(6月24日の)『僕たちの恋の予感』公演の千秋楽のときに伝えられていて、2期生には言わずに卒業発表したから、ぱせり(尾崎世里花)とか号泣しちゃって。さらぴ(吉田彩良)もすごく悲しんでいたし、後輩に愛されているなと思います」
――沖さんはそれ以前に卒業の話を聞いていましたか?
矢野「卒業の話にいたるずっと前から、相談はしていました」
沖「正直、ほのたん(矢野)さんにはSTU48にずっといてほしいです。最初は『〇〇をするまでは辞めないでください』と言っていたんですけど、アイドル以外の道でも成功しそうだなと思ったら、応援したくなりました」
矢野「(1期生で初代リーダーの薮下)楓ちゃんが辞めて、私が辞めて、『MiKER!』は寂しくなるね」
沖「寂しいですよ」
――沖さんは8月9日の「矢野帆夏生誕祭」で、感極まって涙するシーンがありました。
沖「あれは私もびっくりしました(笑)」
矢野「なんで自分でびっくりしてるの(笑)」
沖「ほのたんさんのファンの方たちを見ていたら、同じ気持ちになったんです。『好きになれただけで幸せだ』の歌詞を聞いて、なんか泣けてきちゃって」
矢野「『その曲で泣く?』って感じだった(笑)」
沖「ほのたんさんがセンターだったし、歌割りのときに、声を出せない分、『ほ~のたん、ほ~のたん』に合わせたファンの方々の拍手を聞いて、一気に持っていかれちゃいました(笑)」
矢野「(MCをテーマにした課外活動ユニット)『せとまいく』のときから一緒にやってきて、『好きになれただけで幸せだ』のオリジナルメンバーの楓ちゃんも今は(卒業して)おらんから、そういうのもあって泣いてくれたのかなと思うと納得できる部分はある。でも、見ているみんなからしたら、『えっ、ここで泣く?』みたいな感じよ(笑)」
沖「しかも、切ない曲でもないから(笑)」
矢野「沖ちゃんらしいなというか、もらい泣きしそうになった」
沖「公演のアーカイブを見たら、いい感じで2人がぼんやりと映されていて」
矢野「なっとった! さすがだなって思った(笑)。沖ちゃんは意外とエモーショナルよね」
沖「生誕祭とか卒業の時は結構泣いちゃうタイプです」
矢野「うれしいときはめっちゃ喜ぶしね」
沖「実は、人よりは感情を出すほうだと思います(笑)」