STU48人気コンビ「ぽの」が振り返る2年間の絆 先輩・後輩を超えた絶対の“信頼感”
沖侑果は矢野帆夏の“裏プロデューサー”!?
――矢野さんは、アイドルのことは沖さんに相談していると公言しています。
矢野「年齢も関係していると思いますけど、私がほかのメンバーから頼りにしてもらえればもらえるほど、頼るのは沖ちゃんですね」
沖「ほのたんさんはAKB48グループを知らずにアイドルの世界に入ってきたから、『これを言ったらいけない』『こういうときはこうしたほうがいい』というのをあまり知らないんですよね」
矢野「ファンの方はこういうことをしたら喜ぶ、みたいのがまったく分からなくて、最初は自分の好きなことだけをやってた(苦笑)」
沖「同年代の一般女性の考え方というか、珍しいタイプですね」
矢野「だから、アイドルが好きで、STU48のファンでもあった沖ちゃんに聞いてる。沖ちゃんはオリジナリティーがあるし、その真似はできないけど、私の長所も短所も理解してくれているから、『ほのたんさんはこうしたほうがいい』『武器はこれだ!』とか分析して、私より深く考えてくれていると思う(笑)」
沖「謎のプロデューサーみたいな(笑)」
矢野「『僕たちの恋の予感』公演の『となりのバナナ』のセリフとかね」
沖「(公演の)ユニットコーナーが始まってから、急に『今日のセリフは何がいい?』って聞いてきて(笑)。頑張って考えていましたね」
矢野「沖ちゃんは期待以上のものが来るから、本当に頼りにしてる」
――「ぽの」の思い出はありますか?
矢野「ENCOUNTさんで(2020年9月に)ぽのを最初に取り上げてもらったときかな」
沖「ぽの初仕事!」
矢野「それでファンの方が認知してくれたね」
沖「『ぽの』と書いたうちわがあったときはびっくりしました」
矢野「記事の告知のときから『#ぽの』のハッシュタグが生まれた(笑)」
沖「『ぽの』が公式に認めてもらえるようになって、プライベートでも一緒にご飯にいったり、おうちに行かせてもらったり」
矢野「同い年だから一緒にお酒を飲んだこともあるもんね」
――2人はそれぞれ、「沖舞」(沖侑果×中村舞)、「まひほの」(谷口茉妃菜×矢野帆夏)とメジャーなコンビがそれぞれあります。
矢野「『ぽの』はコンビだということもあるけど、MCで一緒にいたら相性が合う感じです」
沖「たしかに。何かを気にせずしゃべれますね」
矢野「分かってくれているから、すごくやりやすい。私が(MCを)回さなくてもいいやって(笑)」
沖「ほのたんさんはやさしいから、『ここまで言ってもいいの?』ってところまで言っても許してくれる(笑)」
矢野「絶対そんなこと思ってないでしょ!(笑)。唯一、後輩でイジってくるメンバーだから、私と沖ちゃんにしかできないMCが生まれると思う」
(#2に続く)
□矢野帆夏(やの・ほのか)1999年8月6日、広島県出身。STU48 1期生。母親がオーディションに応募したのがきっかけで、「我流」でアイドルの道を突き進んできた。持ち前の歌唱力だけでなく、グループ愛と思いやりにあふれ、キャプテン・副キャプテンとは違った形でメンバーを支える。「芸能活動はSTU48でやり切る」と、卒業とともに引退を決意。
□沖侑果(おき・ゆうか)1999年12月1日、岡山県出身。STU48ドラフト3期生。ボキャブラリーや文才に長け、ラジオDJ、コラム連載もこなす万能型アイドル。2期生・立仙百佳の姉である元AKB48立仙愛理の話をきっかけに1期生の石田千穂、峯吉愛梨沙、矢野帆夏と楽屋でラップバトルを繰り広げ、「3~4回戦までしたい」と開眼。前髪は重めが好き。