俳優の永山絢斗が9日、都内で行われた映画「LOVE LIFE」（9月9日公開）ヴェネチア国際映画祭凱旋（がいせん）舞台あいさつに登場した。当日は共演者の木村文乃、砂田アトム、山崎紘菜も登壇した。

　同作は日本時間6日の朝にヴェネチアにて公式上映。木村、砂田、深田晃司監督の3人がプレミアに出席しレッドカーペットを歩いた。残念ながら永山はスケジュールの都合でヴェネチア国際映画祭は不参加となった。木村や砂田がヴェネチアの土産話をしていると、永山は「楽しそうですね。僕は撮影をしていましたけど、今頃、ヴェネチアにいるんだろうなと。携帯で拝見させてもらいました。この仕事をしていても一生に一度あるかないかのことでしょうし。残念でした」と悔しそうだった。

　また、永山は「今日はありがとうございました。監督がいない舞台あいさつは初めてです。僕は監督の作品が好きで、今回ご一緒できたことがうれしくて、演出もあまり受けたことのないような感じで、自分が今までつつかれたことのないところをつつかれたような気がした。何か開けたというか、そういうこともあって、すごく大切な作品になりました。見終わった後に大切な人に思いをはせるような時間ができたらいいなと思います」と同作をアピールした

　同作は、ミュージシャン矢野顕子の名曲「LOVE LIFE」から生まれた「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語。妙子（木村）は愛する夫・二郎（永山）と愛する息子・敬太（嶋田鉄太）とのかけがえのない幸せな日々を送る。しかし、結婚して1年が経とうとするある日、夫婦を悲しい出来事が襲う。