米電気自動車（EV）大手テスラの最新「モデルY」が8日、日本で納車を開始した。東京都江東区のテスラデリバリーセンター有明では、待ちに待ったオーナーたちが愛車に対面。“日本最速納車”に喜びの声を上げた。

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　ミッドサイズの多目的スポーツ車（SUV）で、欧米で先行発売されていたモデルY。日本では6月10日に受注が開始され、約3か月たっての納車が実現した。

　時速100キロまで最速3.7秒で到達する加速性能を持つ。航続距離はベースグレードの「RWD（後輪駆動）」で507キロ。フロントとリアを合わせて2100リッター以上の大容量の積載スペースも特長だ。

“日本初納車”の記念となったこの日は、最新鋭のモデルYが約30台集結。テスラ車のラインアップ「S 3 X Y」（セクシー）の車両も並び、圧巻の光景が展開された。

　この日は約20組のオーナーが納車。全国では9日から随時納車がスタートするという。モデルYの日本仕様の価格は、RWDが643万8000円。最上位モデルの「パフォーマンス（AWD）」が833万3000円。いずれも税込み価格。

　納車イベントのオープニングではオーナー3組が駆け付け、スタッフらの大きな拍手で迎えられた。待望の愛車の前で、記念撮影。家族3人で納車に訪れた男性オーナーは「ついに乗れる。受注開始日に注文をして、ずっと楽しみに待ってきました。すごい時代になりましたね」と万感の思いを語った。