5人組V系バンド「the Raid.」がツアーファイナル断念 「1000万円の負担」も「ピンチはチャンス」
「『悔しい、悔しい』で終わるのではなくて、今回のことがあったからこそ先の未来があるのではないかなと前向きに」
――今回、中止にしたことで、製作費1000万円の負担が発生したそうですね。クラウドファンディングを計画しているとのことですが、クラウドファンディングをやろうと思ったキッカケは?
星七「ファンの方のお母さまをはじめ、「クラウドファンディングをやってみたら」というアドバイスを頂きました。僕たちは思いつきもしなかったのですが、そういった提案もありまして、取り組んでいます」
――世界中で新型コロナウイルスの被害が広がっています。苦しい生活を送っている方々へお悔やみのコメントをお願いします。
星七「苦しんでいる方がたくさんいらっしゃると思います。いちはやく苦しい状況が収束し、何気ない日常が戻ることを願っています」
――今後の活動の意気込みをお願いします。
一陽「『悔しい、悔しい』で終わるのではなくて、今回のことがあったからこそ先の未来があるのではないかなと前向きに捉えています」
テンシ「こういう事態になることもあるので、日々全力でバンド活動を頑張って、お客さんも会いに来られるときに、会いに来てほしいなと思います」
星七「中野サンプラザホールをファンのみんなと一緒に迎えることが一番の夢だったのですが、それができなかったからといって、『the Raid.』が終わるわけではありません。それ以上のもっと大きな会場にみんなを連れていくことができるように、前を向いてやっていきたいという気持ちが生まれました」
由羽「無観客ライブも、こういう機会だからこそできました。この機会を得ることができたことに感謝して、前を向いていきたいです」
bo_ya「バンドなのでもちろんライブはしたいのですが、これまで自分たちでやってきたので企画力のあるメンバーもいます。こういう状況の中でも新しいことを考えて、対面して会えなくてもネットなどを利用して、ファンの方と接するイベントもしていきたいです。まさに『ピンチはチャンス』ということで頑張って行きます」
9年越しの夢が、文字通り幻となってしまった「the Raid.」だが、メンバーの絆が深まり、さらなる飛躍へ向けて走り始めた。「the Raid.」のいっそうの活躍に期待したい。