ファイルーズあい、デミ・ムーアの吹き替えに感激「そうそうたる声優陣の中で本当に光栄」
声優のファイルーズあいが、洋画専門CSチャンネル「ザ・シネマ」で放送される1980年代青春映画の金字塔「セント・エルモス・ファイアー」でデミ・ムーア演じる美人で奔放な生活を送るジュールズ役を務める。ファイルーズは囲み取材に応じ、同作をアピールした。
「セント・エルモス・ファイアー」のジュールズ役
声優のファイルーズあいが、洋画専門CSチャンネル「ザ・シネマ」で放送される1980年代青春映画の金字塔「セント・エルモス・ファイアー」でデミ・ムーア演じる美人で奔放な生活を送るジュールズ役を務める。ファイルーズは囲み取材に応じ、同作をアピールした。
今回は同作に合わせて、石川界人や花澤香菜など注目の若手声優陣が結集し、新録の吹き替えを行った。ファイルーズは「そうそうたる声優陣の皆さまの中に私の名前をあげてくださったことは、本当に感謝しかないです。私はデビューが遅かったので、同世代でも皆さんよりも経験が浅いなか、技術などを信頼してもらってジュールズを任せていただけたのは本当に光栄だなと思いました」と喜びの声をあげた。
ジュールズは国際銀行勤めのパーティーガール。ファイルーズは「等身大の女の子だなという印象で、全員が全員というわけではないですけども、ああいう風に虚勢を張ったりして強い自分を演じようとするのは誰にでもあるもの。自分でも経験があるので、演じやすかったです」と共感を示した。また、デミについては「自分の感情を顔の一つ一つで表現するのが上手な方だというのと、演じる女性を演じるのがうまいなという印象でした」と語った。
93年生まれのファイルーズは、同作をどう感じたのだろうか。ファイルーズは「37年前の作品とは思えないくらい、現代人にも刺さるようなメッセージ性なども込められています。全員、性格とか好きなものもバラバラな7人が仲良くいられて、密なコミュニケーションをとることって憧れはするけど、なかなかできないなと思いました」と率直な感想を述べた。
さらに、ファイルーズは「生まれる前の映画はなかなか触れる機会がなかったのですが、当時のファッションなどを見てみると、それぞれがはやりを取り入れつつも自分の“好き”を込めていると感じました。これを機に開拓したいなと思いました」と目を輝かしながら話しつつ、「今はSNSなどが発達して、大事な友達との会話の時間というのが減っちゃっているのかなと思っていて、最近、メッセージも送ってないから電話しなくていいや、疎遠だしなみたいな。疎遠になる環境ができやすい状態だと思うんです。今だからこそ直接会ってコミュニケーションを取る大切さをこの作品から感じています」と語り、同作をアピールしていた。
同作は‘80年代を代表する青春映画。アメリカの首都ワシントンDCにある名門ジョージタウン大学で同じ寮だった同窓生たちの卒業後の葛藤、奮闘を描く。「(吹)セント・エルモス・ファイアー【ザ・シネマ新録版】」は11月23日(水・祝)午後9時より初回放送予定。