井川遥「こういう母親になりたい」子育ての難しさ語る 「さかなのこ」でのんの母親役
女優・のん、井川遥らが3日、都内で行われた映画「さかなのこ」(沖田修一監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。
のんはハコフグ帽をかぶり機嫌「いつでもかぶっていいんですか?」
女優・のん、井川遥らが3日、都内で行われた映画「さかなのこ」(沖田修一監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。
さかなクンの自伝的エッセー「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!~」(講談社)を原作に、さかなクンの分身であるミー坊の成長を描いた作品。
「お魚を意識して着て来ました」というドレス姿ののんは、「お話をいただいたときに、(ミー坊は)めちゃくちゃヒーローで、かっこいいなと思いました」とあらためて役柄への思いを表明。「“好き”を追い求めて動くその原動力にすごくシンパシーを感じた。私も好きになりたいという力を元に頑張っているので、私は一方的に同志みたいな、そんな気持ちですね」と笑顔で説明した。
ミー坊を見守り続ける母親ミチコ役を演じた井川は、「私もこういう母親になりたいと思いながら演じていました。子育てって、子どもの将来を案じるあまり先回りして、これはやったら危ないとかこっちの方がいいんじゃないのっていう風に、自分の経験値で予防線を張ってしまいがちだと思うんですよ。育児していると見守ることがなかなかできない。ミチコさんはそれができるので、本当に温かい」と、さかなクンが育った環境に共感を示した。
イベントの途中、さかなクンから「ハコフグ帽」をプレゼントされるとのんは、「うれしい」と大喜びで、早速装着してみせた。
「これ、いつでもかぶっていいんですか。さかなクンの知らないところでもかぶっていいんですか」と確認し、さかなクン同様、普段使いすることを約束。「見た人全員が多幸感を感じる幸せな映画だと思います。みんな“好き”を持っていると思うので、自分の“好き”を大事にしてください。あなたの映画になるように、ギョギョギョ!」と呼びかけた。
舞台あいさつには、俳優の磯村勇斗、岡山天音、さかなクン、沖田監督も登壇した。