【六本木クラス】平手友梨奈の土砂降りずぶ濡れシーン 「梨泰院クラス」初雪→大雨に変更された理由【変更点リストあり】

俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第9話が2日に放送された。Netflixで配信され世界中で大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版。主人公の宮部新(みやべ・あらた)が父親を死に追いやった大手外食産業・長屋ホールディングスの長屋茂会長への復讐(ふくしゅう)を誓う青春群像劇で日韓共同プロジェクトとして制作された。この日の放送ではオリジナル版のエピソード10の後半から同11のラストまでの部分が描かれ、オリジナル版にはない“ずぶ濡れ”シーンが登場した。

平手友梨奈【写真:ENCOUNT編集部】
平手友梨奈【写真:ENCOUNT編集部】

料理対決に“マグロ”“たこ焼き”で和食テイストに設定変更

 俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第9話が2日に放送された。Netflixで配信され世界中で大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版。主人公の宮部新(みやべ・あらた)が父親を死に追いやった大手外食産業・長屋ホールディングスの長屋茂会長への復讐(ふくしゅう)を誓う青春群像劇で日韓共同プロジェクトとして制作された。この日の放送ではオリジナル版のエピソード10の後半から同11のラストまでの部分が描かれ、オリジナル版にはない“ずぶ濡れ”シーンが登場した。

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(※以下、ドラマの内容に関わる記述があります)

 第9話のハイライトは、「二代目みやべ」のマネジャーを務めるインフルエンサーの麻宮葵(平手友梨奈)が社長の新に告白するシーン。布石はテレビ番組「三ツ星スタジアム」放送後の飲み会。長屋茂会長の愛人の子ながら「みやべ」で働いていた長屋龍二(鈴鹿央士)が新に葵への気持ちをたずねる。「葵を女として見たことはありますか?」と聞くと新は「ない」と素っ気ない。「葵は俺にとっての妹で大切な仕事のパートナー」と鈍感すぎる新に、葵は思わず外に飛び出してしまう。追いかけて来た新に葵は「プランB」を実行。それはストレートな告白だった。「好きです。愛してます」と繰り返す葵がダメ押しで「私じゃ絶対にだめですか」と問いただすと新は「好きになるな」と突き放した。これは初恋相手で長屋ホールディングスに勤める楠木優香(新木優子)からかつて言われた言葉だ。ショックを受けた葵は走り出し土砂降りの雨の中、号泣して歩道にしゃがみこむ。

 このシーンとオリジナル版の「梨泰院クラス」を比較すると設定が根本的に変更されていることが分かる。オリジナル版の景色は深まりつつ秋の風情で傷心のチョ・イソが走り出すと雪が降ってくる。おそらく初雪という設定だろう。この初雪には大きな意味がある。韓国では初雪の日に告白すると恋が成就する、好きな人とデートすると幸せになる、といったジンクスがある。つまり初雪は恋愛にとって縁起のいいロマンチックなシチュエーション。その初雪の日に告白したチョ・イソの恋は実らなかったためかえって劇的な悲しみが広がるのだ。

 このような意味を持つ大切なシーンだけに、テレビ朝日としては強烈なインパクトがあるシーンを考案せざるを得なかったのだろう。それが土砂降り、平手のずぶ濡れ号泣シーンにつながった。「梨泰院クラス」は10月31日に行われるハロウィーンから描かれているためドラマ全体の設定が秋、冬となっている。これに対し「六本木クラス」は夏祭りからのスタートなので季節は夏から秋となっている。撮影時期の違いによって想像を超える“名シーン”が誕生したようだ。

○第9話の主な設定変更は以下の通り。

・「梨泰院クラス」会長室で長家(チャンガ)のチャン会長がカン専務と対峙。飼い犬と呼ばれた女性社員が動揺してお茶をこぼしそうになる
→「六本木クラス」会長室で長屋会長と相川専務が対峙。女性社員がお茶をこぼし、テーブルを拭く

・「梨」チャン会長に敗北したセロイが長家経営の居酒屋に出向く。カン専務と投資顧問のイ・ホジンが杯を重ねている
→「六」長屋会長に敗北した新が相川専務、桐野雄大と六本木の街を歩き2軒目に向かう

・「梨」危機に陥った長家を救ったメニューは豚肉のコチュジャン炒め
→「六」生姜味噌唐揚げ

・「梨」裁判所。チャン・グンウォンに懲役7年の判決
→「六」長屋龍河に懲役6年

・「梨」チャン会長とセロイが法廷内で対峙
→「六」長屋会長と新が法廷の外の階段で対峙

・「梨」セロイが、タンバム退社を告げたグンスの肩をたたく
→「六」新が二代目みやべ退社を告げた龍二と握手

・「梨」刑務所を訪ねたオ・スアがチャン・グンウォンと部屋で会話
→「六」刑務所を訪ねた優香が龍河とガラス越しに会話

・「梨」手術を終えたマ・ヒョニがコートにスカート姿で現れる
→「六」手術を終えた綾部りくが両肩を露出するセクシー衣装で現れる

・「梨」チャン・グンスがオフィスに配属。各社員の仕事机の間に仕切りがある
→「六」龍二がオフィスに配属。仕切りなし

・「梨」金貸しの老女をトニーがたしなめる
→「六」トニーに該当する登場人物がいないためこのシーンはカット

・「梨」料理対決の番組名は「最強ポチャ(飲み屋屋台)」
→「六」「三ツ星スタジアム」

・「梨」番組開始。男性司会者が番組を進行
→「六」男性司会者と女性アシスタントが番組を進行

・「梨」1回戦の進行をセロイらスタッフがタンバム店内で見守る。料理は失敗から偶然できたイガイのスープカレー風味
→「六」新らスタッフはスタジオ内で見守る。食材はマグロ。

・「梨」投資会社JMホールディングスの代表がセロイに投資話を持ちかける
→「六」学生ベンチャー出身の投資会社ゴールデンアースキャピタルの若い代表が新に投資話を持ちかける

・「梨」セロイがトニーのビザ発給のため奔走
→「六」このシーンはカット

・「梨」セロイが投資会社に50億ウォン(約5億円)を打診。地下鉄の乗客が投資のニュースを見ている
→「六」新が投資会社に10億円を打診。両社合意して握手。駅構内の電子公告にニュース映像

・「梨」チャン会長がタンバムへの巨額融資案件を移動中の車内で聞く
→「六」長屋会長が二代目みやべへの巨額融資案件を会長室で聞く

・「梨」タンバムが高層ビルに事務所を引っ越し
→「六」二代目みやべ隣のビルに事務所を引っ越し

・「梨」金貸しの老女が転倒して入院
→「六」このシーンはカット

・「梨」「最強ポチャ」2回戦のテーマは「調味料を使わないスープ料理」。マ・ヒョニは純豆腐チゲを調理
→「六」「三ツ星スタジアム」2回戦のテーマはきのこ料理。綾部りくはたこ焼き風きのこのクリームシチューを調理

・「梨」セロイにふられたチョ・イソが雪の降る路上に座り込み号泣
→「六」新にふられた葵が降り出した雨にずぶ濡れになりながら歩道に座り込む

次のページへ (2/2) 【動画】「梨泰院クラス」でチョ・イソがパク・セロイに勇気を出して愛を告白した瞬間
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